稲賀敬二コレクション1 物語流通機構論の構想
稲賀 敬二, 妹尾 好信:編, 田中 貴子:解説
発行:笠間書院
この版元の本一覧
A5判 392ページ 上製
定価:8,000円+税 総額を計算する
ISBN978-4-305-60071-4 C 3395
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年06月
書店発売日:2007年06月14日
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紹介

国文学者、稲賀敬二(1928-2001)の仕事の全貌。斬新な『源氏物語』成立論をなし、『堤中納言』『落窪物語』『住吉物語』などの魅力的な注釈者でもあった氏の、単行本未所収の論文を集め、ジャンル別に全6巻に収めたシリーズ。豊饒にして刺激に満ちた稲賀ワールドを堪能できます。各巻には、第一線で活躍中の研究者による解説をつけました。

目次

第一部 主役交替の現象学(書き下ろし)

第二部 物語の形成過程と流通機構
 人間関係論と文学史 —『古事記』から『古今集』へ—
 〔講演筆録〕違約と選択 —古典文学の形成—
 構想と表現
 古典鑑賞の方法・物語 —『源氏物語』『堤中納言物語』へ—
 物語作中人物の口ずさむ詩句
 帝の院号と時代設定意識 —「嵯峨の帝」から「桐壺の帝」へ、承和の変前後からの半世紀
 物語流通機構の形成期 —十世紀の女性の裏とおもて—
 王朝物語の制作工房 —中務の住む町—
 女性高等教育の段階的移行 —平安朝、十世紀・十一世紀の事例について—
 散文表現の転換期・一条朝
 「隠身」と「変形」・序説
 〔コラム〕かぐや姫の〈隠身〉の術
 〔口述筆記〕物語流通機構論・序説

著者プロフィール

稲賀 敬二(イナガ ケイジ)

1928年生。国文学者。広島大学名誉教授。専門分野は、中古文学(とくに「源氏物語」)。2001年没。

妹尾 好信(セノオ ヨシノブ)

1958年生。広島大学大学院文学研究科准教授。専門分野は、古代中世国文学(とくに平安時代の和歌・物語等の和文作品)。

田中 貴子(タナカ タカコ)

甲南大学文学部日本語日本文学科教授。専門分野は、日本中世文学(とくに仏教文学、説話)。

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