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跨境(こきょう) 日本語文学研究 創刊号 東アジアと同時代日本語文学フォーラム(編) - 笠間書院
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跨境(こきょう) 日本語文学研究 創刊号 (コキョウ ニホンゴブンガクケンキュウ ソウカンゴウ) 特集:東アジアにおける日本語雑誌の流通と植民地文学 (トクシュウヒガシアジアニオケルニホンゴザッシノリュウツウトショクミンチブンガク)

文芸
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発行:笠間書院
B5判
296ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-305-40301-8   COPY
ISBN 13
9784305403018   COPY
ISBN 10h
4-305-40301-3   COPY
ISBN 10
4305403013   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2014年9月
書店発売日
登録日
2014年9月1日
最終更新日
2020年2月20日
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紹介

「東アジアと同時代日本語文学フォーラム」という日本語文学についての研究者の集団が母体となり、高麗大学校日本研究センターと刊行する学術雑誌『跨境(こきょう) 日本語文学研究』です。
編者の「東アジアと同時代日本語文学フォーラム」は、2013年に設立されたもので、韓国、中国、台湾、日本の各地域の近代日本語文学の研究者が参加しています。『跨境/日本語文学研究』は、同フォーラムのメンバーを中核としながら、編集担当者の参加地域と参加者数を拡大して刊行します。
編集委員、査読委員は、各地域におけるこの分野の第一線の研究者に協力を仰ぎ、たんに多様な地域をカバーする国際誌であるというだけではなく、質的にもトップクラスの論考が集まる、真の意味での国際誌となることを目指すべく創刊されました。
雑誌のタイトルとなった『跨境(こきょう)』は境界をまたぐという意味です。たんに越すということではなく、跨いでつなぐ。それぞれの局地性や立場を無視することなく、そこに一方の足場を置きながら、さまざまな〈境〉の向こうに他方の足を伸ばすことを目指しています。
【跨ぐことは、時に越えることよりも難しいかもしれない。だがいまこそ、その試みが必要だ。分断を一気に解消する方策など、ありはしない。すべての多様な人々を包括するような場も、できようはずがない。しかしそれでもなお粘り強く、境を跨ぎ、つなぎ続けることが重要だと私たちは信じる。『跨境/日本語文学研究』が、異なる立場、異なる考えをもつ者たちの、邂逅と対話の場となることを願っている。】…創刊の辞より
創刊号は「東アジアにおける日本語雑誌の流通と植民地文学」を特集します。

目次

創刊の辞●『跨境/日本語文学研究』編集委員会

□エッセイ―跨境の言葉
移動文学/比較文学者にとって「移動」とは何か●西成彦
「境界」を跨いで〈東アジア〉作りへ●朴裕河
[跨境人]夢と性愛●田原

□特集:東アジアにおける日本語雑誌の流通と植民地文学
異郷への仮託―朝鮮俳句と郷土色の力学●中根隆行
芥川龍之介の自殺と植民地朝鮮の文学―『京城日報』の芥川記事と朝鮮のモダニスト作家を中心に●金孝順
中国東北部における日拠時期の日本語雑誌の言説空間─文学創作を中心として●劉春英
雑誌『芸文』の成立と変遷について─「文化綜合雑誌」から「純芸文綜合雑誌」へ●単援朝
翻訳と「満洲文学」―雑誌『満洲浪曼』における大内隆雄の立場●王志松
『満洲浪曼』における「白日の書」への一考察●林濤
「満洲」童話作家・石森延男の登場─満鉄社員会機関誌『協和』における創作活動を手がかりにして●魏晨
戦争末期の『北窗』―「掌篇献納小説」を中心に●祝然
雑誌『台湾青年』―重層的なネットワークからの成り立ち●横路啓子
在台2世の描く「台湾」と「台湾人」─新垣宏一「城門」を中心に●和泉司

□一般論文
日本の「台湾植民事始」と明治「敗者」史観―北白川宮の表象をめぐって●呉佩珍
朝鮮半島における日本語書店の展開―戦前外地の書物流通(1)●日比嘉高
崔承喜とジョセフィン・ベイカーをめぐる表象―東アジアにおける「モダン」の文化翻訳 1935-1936●波潟剛
陳冷血による翻訳小説の底本に関する考察●国蕊
京城帝国大学の学生文芸と在朝日本人文学●尹大石

□研究資料
『朝鮮評論』『朝鮮(満韓)之実業』(1904-1914)とその文芸欄●鄭炳浩
『台湾総督府統計書』と現住戸数職業別統計●横路啓子
朝鮮半島における植民地日本語文学の本流―朝鮮で刊行された日本伝統詩歌資料をめぐって●嚴仁卿
植民地朝鮮の日本語探偵小説●兪在眞

□フォーラム参加記
国民国家という境界を越えた文学(者)と歴史(家)の交流―「東アジアと同時代日本文学フォーラム」第一回大会への参加記●黃東淵

『跨境/日本語文学研究』編集委員会規定
『跨境/日本語文学研究』査読規定
『跨境/日本語文学研究』論文投稿規定
『跨境/日本語文学研究』原稿作成要領
『跨境/日本語文学研究』原稿作成例示
『跨境/日本語文学研究』編集委員及び査読委員の名簿

上記内容は本書刊行時のものです。