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季刊ロゼッタストーン第20号
「人間関係」があなたを創る
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2005年1月
- 書店発売日
- 2005年1月11日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
今号はロゼッタストーン5年間の総決算として、当初からの根本的なテーマである「人間関係」を扱いました。この20号を機に、ロゼッタストーンはいったん休刊し、充電期間に入ります。
「日本人には他人が自分と違うという発想が足りない」という榊原英資さん、「いまの日本は『敵意の時代』になった」という中島梓さん、「自分が動けばまわりが変わる」という軌保博光さん、「自分の能力は人とのつながりのなかで生まれる」という山田ズーニーさん……etc.。今回も多様な意見が揃いました。
特集は「パワーハラスメント」「人とのつきあい方を演劇で学ぶ」「体調不良の原因が髪の毛でわかる!」の3本。
連載はすべて最終回なので、それぞれ力が入っています。
目次
大特集
「人間関係があなたを創る」
■INTERVIEW
●高校生を対象としたリーダー養成塾の塾長代理
榊原英資(慶應義塾大学教授)
「人は自分と違っていて当たり前」 6
●13年前に『コミュニケーション不全症候群』を執筆
中島 梓(評論家)
「“敵意の時代”がやってきた」 10
●7年半がかりで、参加型ドキュメンタリー映画を完成
軌保博光 改め てんつくマン(路上詩人・映画監督)
「自分が動けば、まわりが変わる」 14
●「自己表現」の仕方を教えるのがライフワーク
山田ズーニー(表現インストラクター)
「能力は人間関係のなかで生まれる」 18
●著書で、自分は「人間嫌い」であるとカミングアウト
長山靖生(歯科医・大衆文化研究家)
「“人間嫌い”のほうが生きやすい」 22
●不登校・ひきこもり・職場のメンタルヘルスの専門家
武藤清栄(東京メンタルヘルスアカデミー所長)
「殻に閉じこもった中間管理職が増加」 26
●ニートの若者たち50人あまりをインタビュー調査
小杉礼子(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 副統括研究員)
「若者の世界がどんどん狭まっている」 30
●読者数14万人のメルマガ「セクシー心理学」を運営
ゆうき ゆう(精神科医・心理研究家)
「苦手だと感じる相手の、タイプ別攻略法」 34
●これまで1万2000人以上の人の話を聞いてきた
枚方バンダム(路上の話し相手)
「ドラマより現実の人の話のほうが面白い」 44
■特集
なぜ起きる? どう対処する?
「パワーハラスメント」 38
「人とのつきあい方を演劇で学ぶ」
ーー子どもの話す体験談を即興劇に 46
体調不良の原因が髪の毛でわかる!
「毛髪分析で体内チェック」 100
■海外在住の日本人女性が見た世界各国最新情報
最初は戸惑う!? 欧米での「人間関係」 60
■未来総理INTERVIEW「政治と人間関係」 76
西村康稔(衆議院議員・自民党)
鈴木康友(衆議院議員・民主党)
松下新平(参議院議員・無所属)
◎マンガ
「Relay a ……」 津川聡子 58
◎特別エッセイ
「金魚湯」 走辺寿美子 54
「コンピューターおばあちゃんの会」 渡部由美子 56
「南十字星」 渡辺晴子 98
◎フォトエッセイ
「結い」 浅田悠樹 25
「自分自身を映し出す鏡」 松美里瑛子 33
■注目の連載企画
●キャラメルボックス・プロデューサー、加藤昌史の“嫌われ者のすすめ”
キャラメルボックス流「感情表現の鍛え方」 50
●オクモト陽典の“不運から風雲”
「相手の長所よりも、まず欠点を見る」 52
●アマチュア編集長シリーズ「私のまわりの困った人々」 64
●イケメン花ムコ料理講座 最終回「マーボー豆腐」 86
●逆転人生相談――マダム・ウマ子のアドバイス付――
「上司が私につらくあたる」 72
大好評連載
●世代別ミニ世論「人間関係」大アンケート 74
●本間正人の“21世紀の学習学”「新しい学校の形」 82
●特派員クラブの窓から
ーデヴィ・スカルノ夫人 涙と怒りの記者会見ー(渡辺晴子) 83
●にしかわたくの「でんぐり映画館」(デヴィッド・リンチ) 84
●話のネタ袋「古今東西・美人の条件」 88
●気になる食品「徹底比較しま専科」(豆乳) 90
●職業裏辞典「キャビンアテンダント」 92
●ホッカホカ科学(知能ロボット) 94
●ショートショートストーリー「一粒の毒薬」(大崎知仁) 96
●読者のページ「人間関係で悩んでいること」 99
●保存版・「ニュースのおさらい」(2004年9月~11月) 106
●マザー夏目の気学占い 109
●ロゼッタストーンINFORMATION 1 112
●ロゼッタスト-ンINFORMATION 2 114
前書きなど
ロゼッタストーンを創刊したのは、2000年4月。いまから約5年前です。
当時、日本では、総合誌が衰退し、ターゲットを小さく絞った専門誌、情報誌、カタログ誌などが主流になっていました。それはそれで必要な分野ですが、みんなが小さな集団に分かれ、それぞれの興味のなかだけにとどまっていては、コミュニケーションというものが成り立たなくなるのではないか…、男女・世代に関係なく、もっと広い視点から物事を考える雑誌も必要なのではないか…、そんな思いからの創刊でした。
「家族」「男と女」「医療」「教育」「介護」「お金」「命」など、毎回テーマを絞り、多様な価値観を紹介しているうちに、世の中の問題の大きな原因は、人と人とのコミュニケーションがうまく取れなくなっているからではないか…という思いは、どんどん強くなりました。
創刊から5年。当時から問題になっていた「ひきこもり」は高年齢化し、家庭内での虐待の数は増加、大学生による集団わいせつ事件、通り魔事件、子どもたちによる凶悪犯罪、ネット心中などが次々に報じられ、なんとなくイヤな空気の世の中です。
今回は、ロゼッタストーン5年間の総決算として、当初からの根本的なテーマである「人間関係」を扱いました。日本が抱える問題点と、そして希望が混ざった内容になったと思います。
この20号を機に、ロゼッタストーンはいったん休刊し、充電期間に入ることにいたしました。
読者数こそ多くはありませんでしたが、いろんな方々に大切に見守られ、応援された雑誌でした。安易に妥協することなく編集が続けられたのは、本当に皆様のおかげです。もっと実力をつけて、またお目にかかりたいと思っています。
幸せな5年間をありがとうございました。
ロゼッタストーン代表 弘中百合子
版元から一言
2000年4月に創刊した「季刊ロゼッタストーン」ですが、今回の第20号を機に、いったん休刊し、充電期間に入ることにいたしました。いずれまた、よりパワーアップしたロゼッタストーンをお目にかけたいと思います。5年間のご愛読、ありがとうございました。
上記内容は本書刊行時のものです。