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オタクが日本を「右傾化」させた
右派+オタク文化史論
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2021年4月1日
- 書店発売日
- 2021年3月10日
- 登録日
- 2021年1月27日
- 最終更新日
- 2021年2月11日
紹介
『マンガ嫌韓流』で、一躍「嫌韓保守」のシンボルとなった山野車輪の言論断筆宣言!
オタクとして活動してきた著者が書き下ろす文化史論。
なぜ彼が保守となり、そして、なぜ保守を見限ったのか?
「おたく」の成立時代から、「オタク」となり「OTAKU」と昇華されていった歴史と「ビジネス右派」と呼ばれる「保守」の歴史を相関すると見えてくる事実があった。
“差別”により迫害され続けた「オタク」たちが「保守」に進む真実と、
“差別”を生み出したものは誰かを考察した一冊。
目次
第1章 世界が認めるオタクカルチャー
第2章 右派とオタクカルチャー
第3章 オタクvs韓流
第4章 左派に苦しめられるオタク
第5章 オタクと政治の導線
あとがき 国敗れてオタクあり 但馬オサム
前書きなど
近年、神社や仏閣などといった伝統文化、グルメやJポップ、ファッションなどのポップカルチャー、マンガ・アニメなどのオタクカルチャーが、海外で非常に高い評価を受けています。
日本人である筆者としては非常に喜ばしいことです。日本社会では、日本が好きな人のことを「右翼」、マンガやアニメを好きな人のことを「オタク」とみなされていますが、ここ二十年で「右傾化」と「オタク化」が急速に進行しました。
この二つの属性は、ほんの十年くらい前までは両者とも社会から蔑さげすまれる対象でした。右翼は街宣右翼や任侠右翼の攻撃的なイメージが強かったことで忌諱されていましたし、「オタク」という名称はもともと蔑称として名づけられたものです。そして現在でも過去のヘイト感情を持ち続けている人が依然として残っていると言っていいでしょう。
版元から一言
「ヘイト」を批判する前にまず読んでもらいたい!
差別から生まれた「オタク」たちは、左派に迫害され、カルチャーとしての「保守」を創り出し、ビジネス右派に侵略され、「保守」から追いやられた歴史を、オタクの目を通して紡ぐ、右派とオタクの文化史論です。
「ヘイト」を創り出したのは誰か、そして「ヘイト」を実戦するものは誰かがわかります。
上記内容は本書刊行時のものです。