版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
みみずと魔女と青い空 山元加津子(著/文) - 公硯舎
..
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

みみずと魔女と青い空 (ミミズトマジョトアオイソラ) 大人になったわたしから小さいころのわたしへ (オトナニナッタワタシカラチイサイコロノワタシヘ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:公硯舎
四六判
192ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-9908461-3-8   COPY
ISBN 13
9784990846138   COPY
ISBN 10h
4-9908461-3-3   COPY
ISBN 10
4990846133   COPY
出版者記号
9908461   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年10月25日
最終更新日
2017年10月25日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

“かっこちゃん”こと山元加津子さんならではのぼんやりと失敗ばかりのエピソード、心を揺さぶり続けた大切な出会いを、やさしくやわらかな心あたたまる挿画80点とともに、あますことなく描いていきます。

30年以上にわたり特別支援学校の先生として、子どもたちからは友だちのように親しまれ、たくさんのことを教わり、一緒に笑って泣いてすごしてきた“かっこちゃん”。現在では、毎日往復1時間をかけて元同僚“宮ぷー”のリハビリに通い、隔週土日の講演活動で全国を飛びまわる忙しい日々です。講演会では皆さん、クスクス笑ったり、チョッピリ泣けてしまったり……。本書にはそんな講演会の雰囲気があますことなく収まりました。

かっこちゃんが講演会場に迷わず着けるよう毎度お連れしている自称・付き人の“小林さん”は、かっこちゃんのことをちょっとむずかしく「絶対的平等観の持ち主」といいます。講演会が終わったあとの皆さんとの団らんでは「どういうふうにして、今のかっこちゃんが『できあがった』のですか」と聞かれたりもします。

本書では、かっこちゃんが小さいころから考えてきたこと、失敗ばかりしていてもお父さん・お母さんが「ありのままの小さなかっこちゃん」をそのまま受けとめてくれた数々のエピソード、そんなふうにして「全部、だいじょうぶだった」「どんなことも、いつかのいい日のためにあった」ことなどを体感して大きくなっていく様子を、リハビリの仲間でもある画家“ちかちゃん”の手になる総数80点の心あたたまるカラー挿絵とともに、いきいきと描いていきます。

全約50編。今も“かっこちゃん”を支え心を揺さぶり続ける出会い、皆さんと一緒につむいだやさしい時間のすべてがここに再現されました。

目次

 はしがき

 Ⅰ 時間の秘密 『三丁目の夕日』のようなころ 手作りの暮らし ご近所さん 花や虫と友だち ウンチはどこへ行ったの 遊びの天才 お母さんってやさしい どんなことも大丈夫 オタマジャクシとシマウマ シロツメクサ 守られて挑戦 時間は味方 月曜ナイター ジャングルジムと青い空 天とつながる方法 算数のテスト事件 給食費事件 魔女になりたい(全19編)

 Ⅱ 答案の余白に想いを書く 逆上がり事件 宝物の消しゴム 特別支援学校の教員となって お互い様で生きている ありがとうの花が咲くよ 本当はみんな仲良くしたい 自分の名前で絵を飾る 『1/4の奇跡』の映画 誰にも深い思いがあるという確信 生まれたときからみんな知っているという確信 白雪姫プロジェクト 出会いは宝物 学校でキャンプ(全14編)

 Ⅲ 幸せってなんでしょう いじめなんかしたら…… みんなに素敵なところがある 世界中の人々の幸せを祈る 校長先生が作った学校で エレベーターがなくても お経を書いた旗 不思議な記憶 ギータちゃんと出会う 祈るということ 巨大地震。再びネパールへ あなたの悲しみはわたしの悲しみ 分けること、分けられること 伝えたい思い、貫く行動 みんなが大きな約束ごとの中に(全15編)

 あとがき

著者プロフィール

山元加津子  (ヤマモトカツコ)  (著/文

1957年石川県金沢市生まれ、小松市在住。富山大学理学部化学科卒業。元特別支援学校教諭、作家。『きいちゃん』(アリス館)、『本当のことだから』(三五館)、『手をつなげば、あたたかい。』(サンマーク出版)など著書多数。映画『1/4の奇跡』『宇宙の約束』『僕のうしろに道はできる』に出演、『銀河の雫』を監督。PHP研究所編『世界の女性名言事典』にはマザー・テレサら42人のうちのひとりとして紹介されている。
特別支援学校教諭時代の生徒との触れ合いや、子どもたちから教わったことを先生・生徒の関係を超越した平らかな視点でいきいきと紹介するエッセイ、絵本が感動を呼ぶ。意識障害の方の回復方法や思いを伝え合う方法を広める「白雪姫プロジェクト」を設立、回復困難と思われていた方々に変化があったとの声は全国から多数。みんなで幸せになろうを合言葉に現在も活動は続いている。
人が大好き、自然が大好き、作ることが大好き、旅が大好き。どこまでも心やさしい一面とともに、ゆずらない芯の強さも垣間見せる。そんな“かっこちゃん”の日常は毎日届けられる無料メルマガでも楽しむことができる。

こばたけちかこ  (コバタケチカコ)  (イラスト

1962年石川県金沢市生まれ、野々市市在住。著書に絵本『プレゼント』(こばたけちかこ作、ギータ・サプコタ訳)、個展に『こばたけ ちかこ絵画展』2016年9月8日~12日「きれいサロン びぃんず」(石川県白山市)など。
小さなころから動物が大好き、空想が大好き、絵を描くのが大好き。「息子の精神的な疲れや病を得てはじめて、生きていく上で一番大切な事を学びました」という“ちかちゃん”の夢は、みんなが幸せであること、たくさんの人が幸せを感じることができる絵本を描くこと。本書に収載された作品の一部はインターネットでも楽しむことができる。

上記内容は本書刊行時のものです。