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現代エジプト政治 : ナイル川最下流に位置する国の水資源獲得の行方 西舘 康平(著/文) - 秀麗出版
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現代エジプト政治 : ナイル川最下流に位置する国の水資源獲得の行方 世界最大級の国際河川ナイル川。水源とする北東アフリカ地域は11カ国(エジプト、スーダン、南スーダン、エチオピア、エリトリア、ウガンダ、コンゴ民主共和国、タンザニア、ケニア、ブルンジ、ルワンダ)。上流や下流地域のそれぞれの国の思惑、エジプト国内外における治水・利水・水資源分配問題の行方、「アラブの春」以降のエジプト国内動向、上流国エチオピア・グランドルネッサンスダム建設の騒動まで、現代エジプトの水をめぐる政治に深く迫る。

発行:秀麗出版
A5判
定価 3,240円+税
ISBN
9784990801953
Cコード
C3031
専門 単行本 政治-含む国防軍事

出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年4月1日
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紹介

第1章 現代エジプト政治の概観
 1.中東のエジプト
 2.ナセル大統領 1952-1970年
  ①ナセル主義とその政策
  ②農地改革
  ③第3次中東戦争とナセルの名声
 3.サダト大統領 1971-1981年
  ①1974年:門戸開放政策
  ②門戸開放政策の諸影響
  ③親ソから親米へと変わる外交方針とその思惑
  ④政府と国民の契約:パン騒動
  ⑤複数政党制の導入による政治的自由化
  ⑥サダト大統領の暗殺
 4.ムバーラク大統領 1981-2011年
  ①構造調整計画
  ②ムバーラク政権下の財政と外交の関係
  ③選挙参加の制限とイスラーム主義勢力
 5.ポスト「1月25日革命」期のエジプト
  ①「1月25日革命」後
 まとめ
第2章 ナイルで結ばれるアフリカとエジプト
 1.水をめぐる政治という視点について
  ①水の安全保障
  ②水をめぐる政治の紹介とナイル川流域
 2.ナイル川流域について
  ①ナイル川の水系 アフリカ大陸中央部から地中海の河口まで
  ②エジプト国内のナイル川の水系
  ③ナイル川流域諸国について
 まとめ
第3章 「ナイル川流域諸国」の抱える実質的な諸問題と関係史
 1.第1の局面(1920年から1950年代)
  ①1929年協定と植民地支配を軸にしたナイル川流域の形成
  ②1959年協定の批准と上流国の反発
  ③1959年協定の概要
 2.第2の局面(1960年代から1990年代)
  ①上流国の独立と下流国への反発
  ②上流国の台頭
  ③ナイル川流域諸国の接近と対立
 3.第3の局面(2000年代)
 まとめ
第4章 エチオピアのダム建設をめぐる:エジプトの国内騒動からみるナイルの政治性
 1.エチオピアのGERD(Grand Ethiopian Renaissance Dam)
 2.水利・治水政策を担うエジプトの政府機関
 3.第1の局面 青ナイル切り替え工事発表2013年5月27日から5月31日
 4.第2の局面 6月1日から6月12日
 5.第3の局面 6月13日から6月27日
 まとめ
第5章 GERD建設をめぐる政治的駆け引き
 1.上流国への接近と必然的対立
 2.原則宣言の主旨
 3.原則宣言に至る交渉の過程
 4.交渉を促した諸要因
 5.原則宣言の調印場面からみる3ヵ国の思惑
 6.GERDの交渉と原則宣言に関する考察
 まとめ
巻末資料
資料1 1929年協定以前の時代におけるナイル川の利用をめぐる協定と書簡
資料2 1959年ナイル川の十全な利用に関する協定
資料3 原則宣言(2015年3月24日調印)
参考文献

目次

はじめに

序 章

第1章 現代エジプト政治の概観
 1.中東のエジプト
 2.ナセル大統領 1952-1970年
  ①ナセル主義とその政策
  ②農地改革
  ③第3次中東戦争とナセルの名声
 3.サダト大統領 1971-1981年
  ①1974年:門戸開放政策
  ②門戸開放政策の諸影響
  ③親ソから親米へと変わる外交方針とその思惑
  ④政府と国民の契約:パン騒動
  ⑤複数政党制の導入による政治的自由化
  ⑥サダト大統領の暗殺
 4.ムバーラク大統領 1981-2011年
  ①構造調整計画
  ②ムバーラク政権下の財政と外交の関係
  ③選挙参加の制限とイスラーム主義勢力
 5.ポスト「1月25日革命」期のエジプト
  ①「1月25日革命」後
 まとめ

第2章 ナイルで結ばれるアフリカとエジプト
 1.水をめぐる政治という視点について
  ①水の安全保障
  ②水をめぐる政治の紹介とナイル川流域
 2.ナイル川流域について
  ①ナイル川の水系 アフリカ大陸中央部から地中海の河口まで
  ②エジプト国内のナイル川の水系
  ③ナイル川流域諸国について
 まとめ

第3章 「ナイル川流域諸国」の抱える実質的な諸問題と関係史
 1.第1の局面(1920年から1950年代)
  ①1929年協定と植民地支配を軸にしたナイル川流域の形成
  ②1959年協定の批准と上流国の反発
  ③1959年協定の概要
 2.第2の局面(1960年代から1990年代)
  ①上流国の独立と下流国への反発
  ②上流国の台頭
  ③ナイル川流域諸国の接近と対立
 3.第3の局面(2000年代)
 まとめ

第4章 エチオピアのダム建設をめぐる
    エジプトの国内騒動からみるナイルの政治性
 1.エチオピアのGERD(Grand Ethiopian Renaissance Dam)
 2.水利・治水政策を担うエジプトの政府機関
 3.第1の局面 青ナイル切り替え工事発表2013年5月27日から5月31日
 4.第2の局面 6月1日から6月12日
 5.第3の局面 6月13日から6月27日
 まとめ

第5章 GERD建設をめぐる政治的駆け引き
 1.上流国への接近と必然的対立
 2.原則宣言の主旨
 3.原則宣言に至る交渉の過程
 4.交渉を促した諸要因
 5.原則宣言の調印場面からみる3ヵ国の思惑
 6.GERDの交渉と原則宣言に関する考察
 まとめ

おわりに

巻末資料
 資料1 1929年協定以前の時代におけるナイル川の利用をめぐる協定と書簡
 資料2 1959年ナイル川の十全な利用に関する協定
 資料3 原則宣言(2015年3月24日調印)
 参考文献

その他情報

鍬谷書店・西村書店扱い

著者プロフィール

西舘 康平  (ニシダテ コウヘイ)  (著/文

西舘 康平 1989年生まれ  埼玉県出身

大東文化大学国際関係学部卒業(2012年3月)
東京外国語大学総合国際学研究科博士前期課程・国際地域研究コース修了(2015年 3月)
東京外国語大学総合国際学研究科博士後期課程・国際社会専攻進学(2015年 4月~現在まで)

公益財団法人中東調査会非常勤研究員(2014年10月~現在まで)

~一般論文~
「2014年エジプト大統領選挙における政府の報道への干渉とメディアの報道姿勢 (リポート)」『Asahi中東マガジン』など (2014)

~書籍~
『「イスラーム国」の生態がわかる45のキーワード』明石書店(共著)(2015)

上記内容は本書刊行時のものです。