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英会話イメージトレース体得法 遠藤 雅義(著) - 英会話エクスプレス出版
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英会話イメージトレース体得法 (エイカイワイメージトレースタイトクホウ) 英文の詰まりをスッキリ解消!イメージをなぞって身につける英語発想 (エイブンノツマリヲスッキリカイショウ イメージヲナゾッテミニツケルエイゴハッソウ)

語学・辞事典
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A5判
214ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-9907223-1-9   COPY
ISBN 13
9784990722319   COPY
ISBN 10h
4-9907223-1-0   COPY
ISBN 10
4990722310   COPY
出版者記号
9907223   COPY
Cコード
C0082  
0:一般 0:単行本 82:英米語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年2月
書店発売日
登録日
2017年1月27日
最終更新日
2017年5月9日
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紹介

 本書は「英語を話そうとしても出てこない!」という方に向けて書かれた本です。

 英語が話せるようになるための方法論は巷にたくさんあふれています。「英作文の瞬発力をあげよう!」「英単語の語彙力を増やそう!」「英会話のための英文法を身につけよう!」「音読で英語の基礎をつくろう!」…etc.
 しかし、もっと根本的なレベルで欠けているものがあったのです。それは日本語と英語における【発想の違い】を理解することです。

 この発想の違いを理解していないと、英文をつくろうとしたときに無意識のうちに日本語的なモノの見方が入りこんでしまいます。ここで日本語と英語のモノの見方が似ていればよかったのですが、残念ながら両者はまったく異なっているのです。
 その結果、いくら頑張っても日本語的なモノの見方が邪魔をしてしまい、英語が詰まって出てこないという事態に陥っていたのです。

 本書は日本語と英語でどのようにモノの見方が違うのかを解説したものです。気楽に読めるように、日米における「ゲーム観」や「告白事情」など文化的な違いがどのように言語的な特徴と関係しているかなどをトピックとして取り上げています。
 また実際に日本語脳から英語脳へ変えるための変換方法も紹介しています。変換の最終ステップ「イメージトレース」では、英語の世界観に従った順にイメージをなぞることで、英語的な発想を直接つかめるようになっています。

 ぜひ本書で英語の詰まりをスッキリ解消して頂ければと思います。

目次

はじめに

第1章 日本語vs英語 モノの見方の違い
 1.認知の順序が逆になっている
 2.日本語に「私」が出てこない
 3.日本語は受け身、英語は発信源

第2章 日本語のイメージの描き方
 1.枠や周辺情報
 2.中心情報
 3.練習問題
 4.【advance】日本語特有のムード表現

第3章 日本語のイメージから英語のイメージへの変換
 1.基本変換
 2.文の要素を変換する
 3.文全体を変換する
 4.まとめ

おわりに

前書きなど

「英語が話せるようになりたい」─そう思って英会話レッスンをはじめてみたけれど、簡単なことさえ詰まって出てこない。
 そんな歯がゆい思いをしたことがある方は多いのではないでしょうか? なぜ私たち日本人はこんなに英語に苦労しなければいけないのでしょう。
 語彙力が足りないから? リスニング力が足りないから? 英語のセンスがないから? そのような疑問に対して、英語学習本も様々な解決策を提示してきました。しかし、これまでの英語学習本には、決定的に欠けているものがあったのです。
 それは日本語と英語のモノの見方の違いを真正面から取り上げることと、日本語的なモノの見方から英語的なモノの見方に変える方法を伝えることです。

 みなさんが英語を学ぶ最終ゴールは、「英語を英語のまま理解し、英語を思いのままに使えるようになること」だと思います。その学習過程において、母語である日本語の影響なしに英語を取り入れることができれば一番効率的でしょう。しかし、そういうわけにはいかないのが言語習得の難しいところです。
 普段は意識すらしていませんが、私たちは何かを言おうとしたときに日本語的なモノの見方を元に文章を組み立てています。そのような私たちの英語に、日本語的なモノの見方が反映されてしまうのは当然のことなのです。

 たとえば、「東京の渋谷のハチ公前で友だちと待ち合わせをしています」という日本語、これは違和感のない文章ですよね。では、「ハチ公前の渋谷の東京で友だちと待ち合わせをしています」という文章はどうでしょうか?
 大変違和感がありますよね。東京都の渋谷駅前にハチ公の銅像があることを知っている人からすれば、「ハチ公前の渋谷の東京」という表現ではイメージをつくりあげられないからです。
 なぜこうなるかというと、日本語では「東京」→「渋谷」→「ハチ公前」と大きいモノから小さいモノへ範囲を狭めていくのが自然だからです。つまり、私たちは大きいモノから小さいモノへという順番で物事を認識しようとする癖があるということでもあります。
「ハチ公前の渋谷の東京」という小さいモノから大きいモノへ視点を移していく動きは、私たちの認識の順番に逆行しているので、イメージをつくりあげられないのです。

 私たちが英語を話すときにも、何もしなければ、このような日本語的なモノの見方が反映されます。そして、日本語的なモノの見方と英語的なモノの見方が似通っていればよかったのですが、残念ながら両者は大きく異なっているのです。
 日本語的なモノの見方のどこを変える必要があるのか、変えなくてよいのはどこか。それを知ることがファーストステップです。そして日本語のイメージから英語のイメージに変える練習を繰り返して、英語的なモノの見方を身につけていきましょう。
 日本語と英語の良さを理解し、両方ともうまく使いこなせるようになる。本書がそのような手助けになればと願っています。

版元から一言

「英語が出てこない…」という経験がある方にピッタリの本です。英単語や英文法の学習参考書を購入する前に、私たち日本人がどのようにモノを見ているのか・ネイティブがどのようにモノを見ているのかを学んで、その後の英語学習の効率を何倍にもアップさせましょう!

著者プロフィール

遠藤 雅義  (エンドウ マサヨシ)  (

徳島県出身。東京大学理学部数学科卒。英語関連書籍、教材の開発・販売を手掛ける株式会社アイディアミックス代表。専門は認知言語学。日本認知言語学会会員。著書に『英会話イメージリンク習得法』『英会話エクスプレスシリーズ』(共に英会話エクスプレス出版)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。