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上方風俗画の研究
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2010年4月
- 書店発売日
- 2010年4月1日
- 登録日
- 2010年4月1日
- 最終更新日
- 2010年5月31日
紹介
・カラー図版約100点、モノクロ図版100点以上を掲載し、西川祐信、月岡雪鼎の画業を細やかに検証。
・近年注目を集める、版本・絵本研究に資する資料も充実。
・<江戸の浮世絵>をはじめ、絵画や文学といった異なる芸術分野との比較検証を行うことで、有益かつ、みずみずしい視点を提示。
・巻末には雪鼎の肉筆画一覧や版本一覧、故事対照表など資料性の高いリストを多数収載。
目次
[序論] 上方で描かれた風俗画 [第一部] 西川祐信研究――享保から寛延期の上方風俗画 第一章 故実と絵本・美人画――多田南嶺との共同制作 第二章 往来物をめぐって――中村三近子・内藤道有との共同制作 [第二部] 月岡雪鼎研究――宝暦から天明期の上方風俗画 第三章 伝記 第四章 肉筆画の制作年代に関して 第五章 月岡雪鼎版本書誌 第六章 雪鼎の師・高田敬輔について――継承問題の前提として 第七章 高田敬輔から雪鼎へ――継承の問題をめぐって 第八章 美人画制作と漢詩 第九章 考証学との接点 第十章 古典人物画制作とその背景 [第三部] 西川祐信から月岡雪鼎へ 第十一章 月岡雪鼎の版本制作 第十二章 故事と祐信・雪鼎 [結論] 江戸時代中期の上方風俗画について 資料 あとがき 収録図版一覧 人名・事項索引
前書きなど
江戸時代中期、絵画史上に大きな足跡を残した西川祐信と月岡雪鼎。
本書はこの二人の絵師の画業に迫る複数の論考と二〇〇点近い図版とで、<江戸の浮世絵>と比し顧みられる機会の少なかった<上方風俗画>の世界を実証的に紐解いた初の研究書です。
雪鼎の版本一覧や落款印章、故事対照表などの巻末資料も充実。
版元から一言
これまで類書のない分野の研究書です。
論文はもちろんのこと、巻頭では西川祐信・月岡雪鼎・雪鼎の師・高田敬輔らの作品を五〇頁以上に渡ってカラーで紹介。ヴィジュアル資料にもこだわり、美術書としての一面も持ち合わせる編集となっています。
<上方風俗画>というジャンルにおける、今後の研究の嚆矢となることを願っています。
上記内容は本書刊行時のものです。