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誰にでもできる極真カラテ 入門編
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2007年11月
- 書店発売日
- 2007年11月29日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2011年4月19日
紹介
蹴りは肘の動き、手の振りによって出し、突きは足の運び、腰のひねりで出す……。
極真第二回全日本王者、「小さな巨人」長谷川一幸が、極真カラテの隠された基本・実戦のすべてを明かします。強さを育てるカラテ。初心者に優しく、指導者にわかりやすくしたカラテ。誰も書かなかった極真カラテがここにあります!
目次
カラーグラビア『孤高の野武士』
はじめに
『長谷川一幸 武道家としての歩み』
【第1章 立ち方、構え、突き】
立ち方、構え
引き手
正拳突き
上段突き・正拳アゴ打ち
裏拳
下突き
肘打ち
手刀
【第2章 受け】
上段受け
外受け・内受け
下段払い・内受け下段払い
回し受け
【第3章 蹴り】
蹴り・準備運動
前蹴上げ・横蹴上げ
内回し蹴り
外回し蹴り
膝蹴り
金的蹴り
前蹴り
横蹴り
関節蹴り
回し蹴り
三日月蹴り
横から蹴り込む回し蹴り
蹴り上げる回し蹴り
落とす回し蹴り
蹴り下ろす回し蹴り
膝からぶつける回し蹴り
倒す回し蹴り
後ろ蹴り
後ろ回し蹴り
カカト落とし
【第4章 実践】
間合い・ロング
間合い・ミドル
間合い・ショート
ステップ
バックステップ
回り込みステップ
サイドステップ
コンビネーション・捌き1・2
コンビネーション・捌き3
コンビネーション・捌き4
コンビネーション・捌き5
コンビネーション・捌き6
コンビネーション・捌き7
色帯用の捌き1
色帯用の捌き2
色帯用の捌き3
色帯用の捌き4
色帯用の捌き5
色帯用の捌き6
色帯用の捌き7
捌きのバリエーション1
捌きのバリエーション2
捌きのバリエーション3・4
捌きのバリエーション5
捌きのバリエーション6
基本のコンビネーション
実戦・対クリンチ
実戦1
実戦2
崩し
護身
【第5章 補強トレーニング】
ミット・トレーニング
キックミット・トレーニング
ビックミット・トレーニング
ボディミット・トレーニング
サンドバッグ
補強トレーニング
【第6章 空手における応急処置法】
構造医学による応急処置法
コラム1 「基本稽古と組手」
「アドバイス」
コラム2 「小よく大を制す①」
コラム3 「小よく大を制す②」
コラム4 「ノートに書く」
「稽古」「技を身に付ける」
コラム5 「少年部」「王者」
「顔面の組手」
本書制作協力門下生
支部道場一覧
前書きなど
この本を作成するに当たり、極真会館に入門して本年で40年になる。空手とは毎日、単調な稽古の繰り返しである。その繰り返しを続けてばかりだと入門した者はすぐ飽きる。それはなぜか? その面白さを教えてくれないからではなかろうか。
極真空手は従来の稽古を確かに拡充してきた。空手関係の書物は色々あるが、基本とは、移動とは、型とは、技とはと書いてあるが、私なりに、今一度、極真空手を考察してみる。
基本をなぜやるのか、移動はなぜ必要なのか、誰も書かなかった。疑問に思った方も多いはずである。なぜ基本が、移動が技に繋がるのか、その過程を私なりに考えてきた。
私の生徒の事を、よく「足が手の様に動きますね」と言われる。そんな時、私は「ええ、手で蹴りを出しているから」と答える。従来の極真会館では帯の前、または横を持ち基本の蹴りの稽古をするが、これはバランスとスタミナ(持久力)を養うだけであり、スピード、パワーは付きにくい。蹴りは肘の動き、手の振りによって出し、突きは足の運び、腰の捻りで出すのである。それを理解すると、初心者でも黒帯でも、スピードはあまり変わらない。パワーは体重差によって多少異なる。あとは組手でいかに使えるのかは経験、日々の稽古であろう。
本書を見て、「極真の稽古法と違う」、「こんなやり方は前から知っていた」という人も現れるかも知れないが、時代は刻々と変化している。精神論を説く者、型を重視する人もいても良いだろう。が、極真空手一筋しか知らない私にとって、「極真は強くあらなければいけない」と思う。精神はそれについて来なければ、本当の武道をやっている人間とは言えないであろう。
本書を作成しながら、「こんなやり方もある」。「ここをもう少し付け加えた方が良いのでは?」と次から次に私自身が思いながら、作成していった。それはそれで第2段階を出せればと念願している。
今回の最後に言いたい事は、「極真空手よ、私を成長させてくれて有難う」、「極真空手よ永遠に、その為に私は生ある限り頑張ります」と。
誰も書かなかった(出さなかった)空手。強さを育てる空手、初心者に優しく、指導者にわかりやすくした空手、そんな技術書を書いていきたいと思う。(後略)
版元から一言
「極真は強くあらねばならない」という著者の思いから、本の内容も入門編とはいえ、実戦にこだわっています。より強くなりたい人はぜひ、手にとって研究してください。
上記内容は本書刊行時のものです。