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だがしや楽校が未来を救う
母親たちが実践!子どもも大人も遊んで学べる夢の「楽校」開催記録
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2006年12月
- 書店発売日
- 2006年12月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
いじめ、自殺、必修漏れなど、教育をめぐる問題がいろいろ取りざたされています。そんななか、「自分たちができることからやっていこう」と、『だがしや楽校』開催に取り組んだ母親たちがいます。
『だがしや楽校』とは、誰もが手軽に「趣味・特技・遊び・学び・作品」などを「みせ」合う集い。「読み・書き・計算」を中心に学ぶ学校に対して、学校ではなかなか学びづらい、けれども社会ではとても大切なこと、「創意工夫・世代交流・共同体験」を学ぶ場です。昔の駄菓子屋にヒントを得て、当時中学校教諭だった山形県の松田道雄氏(現・東北芸術工科大学こども芸術教育研究センター研究員)が発案しました。
本書は、3人の主婦(大阪・神奈川・山形)が、自分の地域で、それぞれに「だがしや楽校」に取り組んだ実践記録です。
子どもがイキイキしはじめ、主婦の子育てストレスがなくなり、高齢者に活躍の場ができ、さびれた商店街は活性化。……そんな夢のような楽校を、あなたも開いてみませんか?
横浜国立大学の高橋勝教授(こども環境学会理事)は、「子どもばかりでなく、大人の生き直しができる教育論だ」と推薦の言葉を寄せてくれました。
目次
子育ても商店街活性化も『だがしや楽校』におまかせ! 竹本美惠
■地域の子育て事情
■『駄菓子屋楽校』との出会い(2005年初夏)
■商店街から発信できる地域活動
■イベントとしての『だがしや楽校』
新しい地域づくりへのチャレンジ 田中靖子
■子どもたちの居場所がない
■第一回だがしや楽校開催(2005年8月27日)
■一つ開くたびに輪が広がっていく
■『だがしや楽校』の可能性
■ここから生まれてくるものは?
『だがしや楽校』の歌にこめたもの 丹波恵子
■ CD発売までの日々
■ 路上ライブとコンサート
■ 『だがしや楽校』のいろんな形
■ 「子育て」と「自分探し」
あとがきにかえてー―いまなぜ『だがしや楽校』が必要なのか?――
『だがしや楽校』とは子どもの目線からの出発なのです
阿部進(教育評論家・通称カバゴン先生)
『だがしや楽校』の近似形と未来形
大月ヒロ子(ミュージアム・エデュケーション・プランナー)
『だがしや楽校』と放課後からの教育改革
吉田博彦(NPO法人教育支援協会代表理事)
前書きなど
●『だがしや楽校』とは?
お祭り屋台の形式で、だれもが手軽に「趣味・特技・遊び・学び・作品」などを「みせ」合う集い。
「読み・書き・計算」を中心に学ぶ学校に対して、学校ではなかなか学びづらい、けれども、社会ではとても大切なこと、「創意工夫・世代交流・共同体験」を学ぶ。
かつて、子どもたちの外遊びの拠点であり、子どもの社会教育の場にもなっていた駄菓子屋にヒントを得て、当時、中学校教諭だった山形県の松田道雄氏(現・東北芸術工科大学こども芸術教育研究センター研究員)が発案。
1997年、山形市内の駄菓子屋前の公園で始めた集いが、今では全国各地でそれぞれ創意工夫した形で自発的にひらかれている。
版元から一言
帯の推薦文を書いてくださった高橋教授の言葉を紹介します。
子育て、教育は、「親・子」、「教師・生徒」という狭い世界だけの営みではない。それは、子どもと子ども、子どもと大人、大人と大人が、新しい関係の輪を広げるための絶好のチャンスと考えるべきだ。本書は、そのチャンスに取り組んだ活動記録である。子どもばかりでなく、大人の生き直しができる教育論だ。
高橋勝(横浜国立大学教授・こども環境学会理事)
上記内容は本書刊行時のものです。