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明日こそハレルヤ! 晴留屋 明(著/文) - ロゼッタストーン
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明日こそハレルヤ! (アシタコソハレルヤ!) 元殴られ屋のハチャメチャ人生。めざすは最後の一発大逆転!

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四六判
208ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-947767-03-5   COPY
ISBN 13
9784947767035   COPY
ISBN 10h
4-947767-03-0   COPY
ISBN 10
4947767030   COPY
出版者記号
947767   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2005年11月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

この本は、2001年から2005年までに綴った彼の日記風エッセイ(ロゼッタストーンWEBで連載)をまとめたものです。
1億5千万円の借金返済のために路上で「殴られ屋」となることを選んだ元ボクサー、晴留屋明ですが、3年4カ月「殴られ屋」を続けても、借金は膨れ上がるばかり。家族とも離れ離れの生活が続きます。
体調不良や、家族の願いにより、「殴られ屋」はやめたものの、そこから本当の地獄が待っていました。殴られ続けた後遺症で左目の視力を失い、しだいに記憶力も低下していきます。以前のように仕事ができなくなってしまったため、勤めてすぐにクビになることも。仕事がなく、時には、ホームレスのような生活を送ることもあります。
しかし、どんな状況でも、晴留屋は決して諦めません。「できないことはない。できるまでやれば必ずできる」と一発大逆転を狙い続けます。
極限状況で書き綴った晴留屋の魂の叫びは、哀しいのに面白い、悲惨なのにどこか明るい。
愚かだけれども懸命な彼の生き方に、読む者は、いつの間にか「生きる勇気」を受け取るはずです。
※晴留屋明をモデルにした韓国映画『クライング・フィスト』は、韓国で185万人の観客を動員。カンヌ映画祭で、国際批評家連盟賞を受賞しました。晴留屋役は、「シュリ」「オールド・ボーイ」などに出演した韓国のトップ俳優、チェ・ミンシクです。
韓国での評判の良さを受けて、日本でも2006年春の公開が決定。それに先立ち、12月10~11日に大阪で行われる「韓国エンタテインメント映画祭2005in大阪」では、オープニングフィルムとして上映されます。主役のチェ・ミンシクも来日する予定です。
(http://www.keff.jp/)
※帯の推薦文は、ボクシングジムの先輩、ガッツ石松氏です。

目次

1章 胸を張って「殴られ屋」(2001~2002年春)
■とんでもないお馬鹿さんだった子供時代
■愛するあなたへ――殴られ屋の妻に捧げる
■「我が子供よ」―長女編―
■「我が子供よ」―次女編―
■「我が子供よ」―長男編―
■忘れられない対戦
■会社の社長だった頃
■殴られ屋が泣いた時

2章 「殴られ屋」から「逃げ隠れ屋」へ(2002年春~2003年)
■殴られ屋パフォーマンスに、ついに終演の時がやってきた
■「妻」との約束
■なぜボクサーをめざしたのか
■お嬢さん育ちの母と私とそっくりな父
■岐路に立ちすくむ暇などありはしないはずなのに!
■1000円のお年玉とピカソの部屋
■妹からの突然の電話
■KBS韓国放送が私に?
■暴走族はお客様なのだ
■突然の決断で建設会社を退社することに
■自宅に電話をかけたが止まっている
■普通運転免許が今日で失効

3章 転落していく日々(2004年前半)
■娘の結婚、出産、そして離婚
■私とアンディ・ラウと映画収録
■左目が見えない
■久しぶりの家族との再会
■1カ月の韓国出張…のはずが3日で帰国
■小さなお兄ちゃんの中間テスト。鬼の家庭教師・晴留屋明見参!
■ついに路上生活
■再就職ができない
■第一関門突破したぞ!―2004年6月12日の面接
■再々就職にチャレンジ
■「乳がんのおそれあり」&「講習会30万円」

4章 ついにどん底(2004年後半)
■自分勝手に教会に住む
■「隠れ家」だと私だけが思っていた
■今日は誰とも連絡が取れない
■ホームレスになるもんか
■激しい雨のようすを電話ボックスの中で見守りながら雨宿り
■今、私に考えられる「一発大逆転」とは
■覚えが悪すぎるぞ
■額を割られて顔を14針縫う

5章 小さな希望(2005年)
■晴留屋さんが僕達の仲人です
■幻の復活
■日本映画学校の大作『拳の雨が止んだ後』
■韓国映画『クライング・フィスト』
■これからの借金返済計画!
■愛するあなたへ――元殴られ屋の元妻に捧げる

・晴留屋明さんのこと   (株)ロゼッタストーン代表取締役社長 弘中百合子

前書きなど

 早いもので、晴留屋さんのWEB連載が始まってもう4年にもなります。晴留屋さんは、当初から「どのくらい続けば本になりますか?」と言い続けていました。「そんなに簡単に本にはなりません」と、そのたびに私は冷たく答えていたものです。
「殴られ屋」を止めて自称「逃げ隠れ屋」となり、晴留屋さんの生活が、どんどん悪化していっても、世間は「殴られ屋」を忘れていませんでした。韓国テレビ局の取材、著書『殴られ屋』の文庫化、晴留屋さんをモデルにした韓国映画の製作、韓国で『殴られ屋』の翻訳本の発売……、そして、とうとう弊社までも晴留屋さんの新刊を出版することになりました。
「できるまでやれば必ずできる」「いつか一発大逆転」と言い続ける晴留屋さんの姿は、時には痛々しくもあったのですが、なんだかんだで周りを巻き込み、夢を実現していくたくましさに、いつのまにか私も乗せられてしまったようです。
 生活費3万円の中からいろんな支払いをすませると、晴留屋さんの手元に残るのは毎月2万円弱。食事はいつも、お米と味噌と卵。月の後半になると、一円も持っていない日も珍しくありません。
 そんな状況で、晴留屋さんは「今回の印税は、すべて借金返済にまわしたい」ときっぱりと言い切りました。家族もそれを応援してくれているそうです。
 「自己破産」あるいは「時効待ち」という選択を、晴留屋さんは、どうしてもしたくないと言います。殴られ屋時代の後遺症で、左目の視力を失い、記憶力も低下して、以前のようには働けない晴留屋さんです。逃げ隠れ生活を続けるうちに、借金の明細さえ、わからなくなってしまっています。傍から見ると、「どう考えても今の状況で、借金の返済なんて無理だろう」と思っていたのですが、こんな状況でも、晴留屋さんが借金返済に真面目に取り組もうというのなら、彼の「一発大逆転夢物語」につきあってみようかな、という気持ちになっています。
 晴留屋さんの明日が文字通り明るい日になるように、どうぞ応援してあげてください。(ロゼッタストーン代表・弘中百合子)

版元から一言

 ロゼッタストーンでは、半年前から晴留屋さんへの郵便物が弊社に届くようにして、晴留屋さんがわからなくなってしまった借金の明細を把握することに努めてきました。その結果、合計すると、元金約1千万円、利息延滞金を加えて1700万円ぐらいの額の督促状が集まりました。(2005年11月15日現在)
 この書籍が約7万冊売れれば印税で元金の返済ができ、11~12万冊売れれば、利息も含めて把握できた分の借金は返済できます。
 今回はこの7万冊を、売上の目標にしています。借金返済の状況は、ロゼッタストーンWEBで公開していきます。(http://www.rosetta.jp )

著者プロフィール

晴留屋 明  (ハレルヤ アキラ)  (著/文

1963年5月27日生まれ。中学卒業後、ヨネクラボクシングジムに入門。20歳でプロボクサーデビュー。引退後、電気工事会社を立ち上げたが事業に失敗。1億5000万円の借金を抱えることに。1998年12月から、借金返済のために「殴られ屋」を始め、新宿歌舞伎町のコマ劇場前の広場などに立ち続けた。2002年4月、「殴られ屋」を終演。その後、仕事を転々としながら、再起の道を探り続ける。2005年韓国映画『クライング・フィスト』のモデルに。左目の視力を失い、記憶力も低下するなど、殴られ屋時代の後遺症に苦しみつつ、今も「一発大逆転」を狙っている。

上記内容は本書刊行時のものです。