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ハイビスカスの散った日
癌-非告知の闘い2001
発行:てらいんく
四六判
174ページ
上製
定価
1,238円+税
- 初版年月日
- 2001年2月
- 書店発売日
- 2001年2月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2016年3月6日
紹介
癌と闘った悲壮な記録。ノンフィックション。
50代で癌死した妹とその家族を描いた兄による闘病記。
病院で卵巣癌を告げられた患者の夫と子どもたちは正気をなくす。
兄である著者が、医師との折衝にあたり、患者・妹には「がん非告知」を貫き通す。
手術は、いったん成功するが、再発入院。転院。
漢方や食事療法。温泉療養。家族一体となった3年半の闘病後、むなしく妹は、力尽きる。
『告ぐべきか告げざるべきか決めかねて 悩みし果てに虚偽の生まれり』
『大手術無事成功に安堵して 医師への感謝胸にあふれる』
『許可されし薬事療法処置なしと 言われ求める民間療法』
『これほどの長い嘘はたぐいまれ 死に至るまで三か年半』
「非告知」を貫くことで、専門病院を選べないこと、転院の説明の難しさ、医師との対応など、
「非告知」故の闘病の困難さが切実に語られている。
上記内容は本書刊行時のものです。