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変わりゆくのはこの世のことわり テイッパン・マウン・ワ(著) - てらいんく
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変わりゆくのはこの世のことわり (カワリユクノハコノヨノコトワリ) マウン・ルーエイ物語 (マウン・ルーエイモノガタリ)

文芸
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発行:てらいんく
四六判
296ページ
上製
定価 1,714円+税
ISBN
978-4-925108-25-6   COPY
ISBN 13
9784925108256   COPY
ISBN 10h
4-925108-25-5   COPY
ISBN 10
4925108255   COPY
出版者記号
925108   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2001年3月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

アウン・サン・スーチー女史の国、ミャンマーの大衆文学の邦訳。
ミャンマーの国民的作家ティッパン・マウン・ワの自伝的短編小説集。
外国政府体制下の若い役人とその家族、友人たちが繰り広げる日常生活の悲喜劇。
光りと影の鮮やかな緑の国ミャンマーの若い役人の日常をユーモアたっぷりに綴る。

前書きなど

本翻訳集は、愛読されながらも否定される奇妙な国民的作家ティッパン・マウン・ワの代表的な作品、若い役人「マウン・、ルーエイ」を主人公にした短編シーリーズ、およそ160篇のなかからよく知られた作品を中心に32篇を選んで訳出したものである。
これら160篇余りの作品は、元来1930年から41年まで11年間にわたって「ガンダローカ」や「ダゴン」といった月刊雑誌にに掲載され、ティッパン・マウン・ワを新しいミャンマーの文学の思潮「キッサン・サーペイ(時代の好みを探る文学)」の代表的作家として知らしめたものである。

版元から一言

2008年5月17日朝日新聞「天声人語」に取り上げられたミャンマーの短編小説の翻訳集です。
ミャンマーの国民的作家ティッパン・マウン・ワの自伝的短編小説の邦訳。
外国政府体制下の若い役人とその家族、友人たちが繰り広げる日常生活の悲喜劇。
世情不安にも関わらずあっけらかんとユーモアたっぷりなミャンマー人の人柄が伝わってきます。
ティッパン・マウン・ワは、1942年、太平洋戦争の開始、英領ビルマが日本軍に占領された後、任を解かれ、1942年に家族とともにインドへの脱出を目指しますが、その途中、盗賊集団の襲撃を受け、盗賊の誤射により死亡。
しかし、60年以上もたった今もその作品は、ミャンマーの人々の高い関心を集めています。
本作品は、ミャンマーの高校生の必読作品にも指定されていました。
その他、ミャンマーの大衆文学の邦訳で、占星術師、超能力研究家のミンテインカ作「マヌサーリー」もお薦めです。


著者プロフィール

テイッパン・マウン・ワ  (

1899-1942年。ミャンマーの近、現代の代表的作家。1930年代、英語が公用語の植民地時代にミャンマー語の復権と改革に努め、新しいタイプの文学の担い手として注目を浴びた。アウン・サン・スーチー女史が、論文に取り上げた作家としても有名。英領植民地政府の最高級官僚でもあった。1942年6月6日未明、動乱からの避難中に、盗賊の誤射により死亡。

高橋ゆり  (たかはしゆり)  (

1957年生まれ。オーストラリア在住。外務省勤務後、現在は、フリーのミャンマー語翻訳、通訳者として活躍。また、シドニー大学大学院歴史学科在学中で、英領植民地ビルマの文化・思想史専攻。

上記内容は本書刊行時のものです。