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地球にステイ! 四元康祐(編集) - クオン
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地球にステイ! (チキュウニ ステイ) 多国籍アンソロジー詩集 (タコクセキ アンソロジー シシュウ)

文芸
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発行:クオン
四六変形判
縦120mm 横188mm 厚さ13mm
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-910214-13-9   COPY
ISBN 13
9784910214139   COPY
ISBN 10h
4-910214-13-5   COPY
ISBN 10
4910214135   COPY
出版者記号
910214   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年9月30日
書店発売日
登録日
2020年9月6日
最終更新日
2020年9月15日
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書評掲載情報

2021-01-13 中日新聞  
2020-09-29 読売新聞  
2020-09-29 読売新聞
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紹介

パンデミックの中で詩人たちが見たものとは?
世界各地の詩人56名による
コロナ禍をめぐるアンソロジー詩集


「自粛期間中ずっと胸に溜まっていた、言い表せないでいた何かを、
 たぶん、どこかの誰かが詩に書いている。
 もしそれを見つけられたなら、この詩集は、
 不要不急のものではなかったと言えるだろう」(「あとがき」より)


作者一覧
アナ・リストヴィッチ、李源、李三礼、李章旭、いとうせいこう、
エドガー・ヴァッサー、呉銀、大崎清夏、厳源泰、
オーレリア・ラサック、覚 和歌子、カニエ・ナハ、カン・ハンナ、
金旭鎮、金尚玧、金素延、金恵順、姜信子、宋子江
ゴクチェナー・セレビオウグル、
最果タヒ、佐藤弓生、瀟瀟、阮文略、ジョセップ・M・ロドリゲス、
スタニスラフ・ルフォフスキー、孫水如、ダニエラ・ヴァルヴァラ、
何麗明、初安民、邱華棟、陳義芝、陳育虹、張沃錧、二コラ・マジロフ、
黄有源、フィオナ・サンプソン、フィリップ・メアズマン、細田傳造、
許栄善、マイケル・ブレナン、鄭政恆、マズ―ラ、三宅勇介、
森山恵、八上桐子、山崎佳代子、ヤン・ローレンス、余幼幼、
尹日鉉、吉川凪、四元康祐、廖偉棠、リーケ・マルスマン、
ルイーズ・デュプレ、洛楓

前書きなど

はじめに
 今から千年以上前に紀貫之は「世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて言ひいだせるなり」と書いているが、新型コロナ感染という事と業(わざ)を前にしたとき、私たちの口から溢れ出す言の葉はよろずにして様々だ。
 独裁者はここを先途と強権を発動し、いたずらに人々の恐怖や不安を煽る。「絆」や「思いやり」という語を氾濫させて、内攻的な同調圧力を強める国もある。
 歌の言葉は暗い多義性に満ちている。生と死を混ぜ合わせ、悲しみの海に歓びの滴を垂らす。「力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ」るかどうかはさておき、狂気と蒙昧(もうまい)への抗体にはなりそうだ。本書をワクチンとして魂に接種してみよう。

四元康祐

著者プロフィール

四元康祐  (ヨツモト ヤスヒロ)  (編集

編者:四元康祐
1959年、大阪生まれ。86年アメリカ移住。94年ドイツ移住。
91年第1詩集『笑うバグ』を刊行。『世界中年会議』で第3回山本健吉賞・第5回駿河梅花文学賞、『噤みの午後』で第11回萩原朔太郎賞、『日本語の虜囚』で第4回鮎川信夫賞を受賞。
そのほかの著作に、詩集『単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に』『小説』、小説『偽詩人の世にも奇妙な栄光』『前立腺歌日記』、批評『詩人たちよ!』『谷川俊太郎学』、翻訳『サイモン・アーミテージ詩集 キッド』(栩木伸明と共著)『ホモサピエンス詩集 四元康祐翻訳集現代詩篇』など。
2020 年3月、34年ぶりに生活の拠点を日本に戻す。

岡野要  (オカノ カナメ)  (翻訳

訳者:岡野要
三重県生まれ。神戸市外国語大学外国語学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士( 人間・環境学)。
現在、神戸市外国語大学・大阪大学・京都産業大学非常勤講師。専門は言語学、スラヴ語学。

久保恵  (クボ メグミ)  (翻訳

訳者:久保恵
1989年、チリ共和国サンティアゴ生まれ、兵庫県西宮市育ち。2014年大阪大学外国語学部スペイン語専攻卒業。16年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。共訳書にフアン・マヌエル・マルコス『ギュンターの冬』( 悠光堂、2016)。主に雑誌やウェブメディアなどでスペイン語・日本語詩の翻訳を行う。最近は近現代日本の詩をTwitterでスペイン語に翻訳・発表している(@megucubo)。

倉本知明  (クラモト トモアキ)  (翻訳

訳者:倉本知明
1982年、香川県生まれ。立命館大学先端総合学術研究科卒、学術博士。
文藻外語大学助理教授。2010年から台湾・高雄在住。
訳書に、伊格言『グラウンド・ゼロ――台湾第四原発事故』、王聡威『ここにいる』(以上、白水社)、蘇偉貞『沈黙の島』(あるむ)、高村光太郎『智惠子抄』(麥田) がある。

三宅勇介  (ミヤケ ユウスケ)  (翻訳

翻訳:三宅勇介
1969年、東京生まれ。歌集に『える』、『棟梁』、詩歌集『亀霊』。
第三十回現代短歌評論賞受賞。短歌の創作から入り、長歌、旋頭歌などの失われた詩型や日本語そのものの起源などにも興味を持つ。俳句や現代詩も手掛ける。トルコの詩人との連詩や、ルーマニアの詩人との詩歌セッションなどを行う。

吉川凪  (ヨシカワ・ナギ)  (翻訳

翻訳:吉川凪
大阪生まれ。仁荷大学国文科大学院博士課程修了。文学博士。著書に『朝鮮
最初のモダニスト鄭チョンジヨン芝溶』『京城のダダ、東京のダダ』。訳書に『申シンギョンニム庚林詩選集
ラクダに乗って』、『呉圭原詩選集 私の頭の中にまで入ってきた泥棒』、チョン・
ソヨン『となりのヨンヒさん』、朴パクキョンニ景利『土地』など。キム・ヨンハ『殺人者の記
憶法』の翻訳で、第4回日本翻訳大賞受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。