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直接取引:なし
俠気の生態学
牧野四子吉と文子の鮮やかな日々
発行:ぷねうま舎
四六判
336ページ
上製
価格
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年4月23日
- 書店発売日
- 2021年4月23日
- 登録日
- 2021年3月19日
- 最終更新日
- 2021年4月20日
紹介
生物画家の牧野四子吉とイタリア語翻訳者となった文子、この日本人夫妻の生は時代の心理を精神誌としてあぶり出す。
図案家として大杉栄、辻潤、竹久夢二、林芙美子らと交わった四子吉は、人妻だった文子と京都へ駆け落ち、そこで生態学と出会い、生物画を「天職」とした。
戦時下、二人の「愛の巣」は自身のテーマ(霊長類、核酸等)や生を追い求める男女が清新な議論を楽しむ稀有の気圏を形成した。
「被災」を危機的異常ではなく常態とする21世紀、
二人の処世とその生物画はヒトの自然態について静かに触発する。
目次
はじめに 博物誌風精神誌の試み
第一章 人妻が恋に走った六月
第二章 自我・自由・美
第三章 第三章 「愛の巣箱」のエコロジー
第四章 自己──戦争下の平常心
第五章 揺れる時間
第六章 跳躍は意思の力
終 章 めぐる野生
上記内容は本書刊行時のものです。