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1年仕事がなくても倒産しない経営術 坂口孝則(著/文) - ハガツサブックス
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1年仕事がなくても倒産しない経営術 (イチネンシゴトガナクテモトウサンシナイケイエイジュツ)

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四六判
240ページ
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-910034-02-7   COPY
ISBN 13
9784910034027   COPY
ISBN 10h
4-910034-02-1   COPY
ISBN 10
4910034021   COPY
出版者記号
910034   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2020年7月11日
最終更新日
2023年3月2日
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書評掲載情報

2020-08-27 PRESIDENT Online  
2020-08-25 東洋経済ONLINE  
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紹介

震災関連倒産2000件以上、新型コロナ関連倒産は300件以上。
未曾有の危機は、もはや数年に一度はやってくる!

新型コロナウイルスの影響で多くの企業、個人店、個人事業主が廃業の危機に追い込まれた。本書には、そんな危機に直面する経営者たちに向けて、著者が自ら実践し、有効であることを証明した経営ノウハウが詰め込まれている。製造業、サービス・飲食業、小売業、不動産業、フリーランス――それぞれが今、“生き残る”ためにするべきこととは何か。今後も続く震災、次なるウイルス危機に備えて今すぐ始めたいサバイバル経営術!

目次

はじめに~新型コロナウイルスが教えてくれた経営リスク
子どもの一言
たまゆらに取り憑かれた自己紹介
バカ者の自社ポリシー

第1章 なぜ企業は潰れるのか?
とりあえず現金を残せ
キャッシュ・イズ・キング
観光、小売、サプライチェーンに金融
先手で動いた経営者たち
危機を好機ととらえる組織づくり

第2章 生き残るために
まず変えるべきは放置してきた企業基礎疾患
企業が考えておくべき「鬼教訓7つ」
歴史から学ぶ危機の回避策
必要なのは社員総マーケッター化
感情から勘定が重要
すぐれたサービスを買ってみる
売上が半分になったらどうするか
情報を集める
中小企業こそ、真剣にアップセルとクロスセルを
どうしたら見込み客を増やせるか
コストが倍になったらどうするか
サプライチェーンの教訓から
分散の時代
これから消費者や企業人の価値観はどう変わるか

第3章 業界別の生き残り策
これからを生き抜くために
製造業
サービス業(飲食業)
小売業
不動産業
フリーランス
番外編:アーティストはどうするか

第4章 人々が集まらない時代の経営術
具体的な経営支援ツール
販売方法論

長すぎる「おわりに」
未曾有の危機は数年に一度起きる
アスリートたちの努力
凡人たちが生き残る世界

前書きなど

「パパってバカなの?」
 2020年3月、コロナ禍のなか、仕事がキャンセルになって帰宅し「今日も講演がキャンセルになっちゃったよ。何もできないね」と妻に落胆して話しかけた私に次男がそうつぶやいた。私は日ごろ子どもたちに「『できない』と言うな、『無理だ』と言うな。考えろ。考えない奴はバカだ」と言い聞かせている。それは次男の、ささやかな私への反抗だった。
 私の次男は異常なほどに明るく、そして騒がしい。「パパってバカなの?」と言ったときも満面の笑顔だった。すると長男も入ってきた。「何も考えていないんじゃない」。長男も笑顔を浮かべていた。
 怒ろうと思った。しかし、考えてみるに二人の言うとおりだった。明らかに私はバカ者であり、思考停止の状態に陥っていた。「ああ、私ってバカだなあ。これまで子どもに言ってきたことと同じだし、それに、これまで経営で実践してきたことを徹底すればいいじゃないか」と私は思った。
 人生とは不思議なもので、そのとき私は、日ごろの自分の教えを再認識するに至った。
 すぐさま次の日から会社で話し合って、すべての戦略を変えると宣言した。サービスをすべてオンライン化しよう。また、顧客名簿を使い、プライドや恥を捨てて「買ってください」とお願いしよう。この災害を乗り越えるためのレポートを明日中に書いて集客しよう。割引販売しようがなんだろうが、できることはすべてやる。とにかく、すべての事業を入れ替えても存続のためになんでもしよう。
「とにかく生き延びるのが優先だ。稼ぐのはそのあとでいい」
 結果、4月はほぼ売上をキープできた。そして次月以降の取り組みは、追ってご説明していきたい。高速ですべてをまわし、子どもからバカにされないように、自分自身が背中を見せるしかない。

(中略)

 日本では、餓死することはない。生活保護もあるし、自己破産すれば借金からも逃げられて、生きていける。これが前提だ。だから、どんなに苦しくても生き延びなければならない。そのうえで、稼いで自由に生きる魅力は最上のものがある。と同時に、自由とはたった1~2カ月の売上が落ち込んだだけで阻害されるような儚いものである。本書は、その儚さを前提に、ポスト・コロナをサバイブするための提言書として書いた。もし、バカ者かつ臆病者の経営術が、それゆえに読者の刺激となれば私は嬉しい。

版元から一言

製造業、サービス・飲食業、小売業、不動産業、フリーランス――本書は、経営コンサルタントとして活躍する著者が、主に中小企業、個人経営店、個人事業主の皆さんに向けて、未曾有の危機に負けない“サバイバル経営術”をまとめたものです。

「営業ができない」「仕事がなくなる」「先行き不透明」。そんな恐怖に襲われた時、この本を片手に自身の仕事の仕方、経営のあり方を見直してみてください。

「とにかく生き残れ。稼ぐのはそれからだ」(ジョージ・ソロス)!

著者プロフィール

坂口孝則  (サカグチ タカノリ)  (著/文

未来調達研究所株式会社所属の経営コンサルタント。大学卒業後、メーカーの調達 部門に配属され、調達・購買、原価企画を担当してきたコスト削減、仕入れ等の専門家。日本テレビ「スッキリ」、TBS「篠田麻里子GOOD LIFE LAB」のコメンテーター、ラジオ「オールビジネスニッポン」のMCなどとしても活躍中。

上記内容は本書刊行時のものです。