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見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし 望月えりか(著/文) - 出版舎ジグ
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見飽きるほどの虹 アイルランド 小さな村の暮らし (ミアキルホドノニジ アイルランド チイサナムラノクラシ)

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発行:出版舎ジグ
四六変形判
縦172mm 横128mm 厚さ19mm
272ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-909895-01-1   COPY
ISBN 13
9784909895011   COPY
ISBN 10h
4-909895-01-9   COPY
ISBN 10
4909895019   COPY
出版者記号
909895   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年3月4日
書店発売日
登録日
2019年2月4日
最終更新日
2019年5月31日
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紹介

懐の深い音楽の魅力で知られる、ヨーロッパ西端の国・アイルランド。世界中で愛されるチューンは、世代から世代へ継承される地元の宝でもある。その風土や文化の魅力に導かれコミュニティーの一員となった女性が、地に足をつけるべく、気負わない言葉で日々を綴っていく。耕し育て、紡ぎ奏で、自らを開き、友と繋がるーー異文化からの視点と家族の親愛のまなざしで、豊かさについて考える、暮らしのひとつひとつの記録。

目次

Ⅰ The Green Groves of Erin
何もないところからのスタート  小さな国、小さな村  風通しのいい家  我が家のブラウンブレッド 地域でつなぐ伝統音楽  アイルランド音楽との出合い  元気印のお年寄り  真夜中の子どもたち セッションって何? ルーツは台所

Ⅱ The Chattering Magpie
ふんフン糞  村で迎える聖パトリックの日  十字路で踊る プロとアマチュア パンケーキを食べる火曜日 まだまだ四旬節  三月のごちそう、ムール貝採り 春の知らせ 四月を彩る花々よ! 日曜日の卵配達 自然を食す イラクサ  招かれざる客  カトリックの村の学校

Ⅲ The New Mown Meadow 
ジャガイモとアイルランド人  トウモロコシを知らない義父  早朝の客  クラダリングの似合う男 馬好きのリラ 芝生にさようなら 農家で学んだ干し草作り 木製のフィドルケース 家族で受け継ぐ楽器 自家製酵母のパンを焼く  ニワトコの花のシャンパン  いざ、海藻狩りへ  ルバーブタルトは母の味 自給自足のジャガイモ  樺の木の下のきのこを食べよう  馬と生きる人々  馬車で走る!

Ⅳ The Wind that Shakes the Barley
夜遊びセッション  ブラックベリージャムの作り方 ブラックベリーワイン たわわ、クラブアップル 裏庭のヘーゼルナッツ ハロウィーンに何をする?  郷土愛が支えるハーリング  おすそ分け 果樹のある暮らし 11月は死者の月 見飽きるほどの虹  クリスマスキャロルは納屋で  ロバは何の役に立つ?  赤い実のつくヒイラギの枝  アイルランドのクリスマスディナー

Ⅴ Music in the Glen
初めての糸紡ぎ  余り糸で編むカラフル帽子 玉ねぎ色の毛糸 手紡ぎ毛糸を編んでいく 紡ぎ車を買う ふかふか、アルパカ紡ぎ  はるばるドニゴール  三〇歳年上の友人  毛糸のシャムロック ほどいて編み直す喜び

Ⅵ The Mountain Road 
美しい人 「歌っているのは歌なんです」  音楽を培う土地  スロージン  ポニーがやって来た タンポポワインを作る  待望のブラックベリーワイン  色とりどりのカントリーワイン  ワイルドガーリック ブラックベリーウィスキー  馬の名はディーノ  「ママ、ヤギの乳しぼりで遅くなるから」  ブラックベリーの摘みかた りんご、ごろごろ  りんごの哲学  ようこそミツバチ!  母直伝のクリスマスケーキ  お祈りの本  蔦のハチミツの味は  お待たせ、蜂の蜜  雨のお通夜  消えゆく、古き良きリスナー  農夫パットさんの帽子  愛の話

あとがき

ABC譜について/レシピ

版元から一言

著者は、高校生時代にアイルランド音楽と出会い、社会人となってもその風土に惹かれて旅をかさね、2004年に西南部クレア州のミュージシャン、Pat O’Coonorさんと結婚、同州フィークル村(Feakle)に移住しました。豊かな緑の丘と湖のなかにある、アイルランド音楽の伝統が地元の暮らしの中に息づくコミュニティーです。

 小さな国の小さな村で暮らしを組み立て、家をつくり自家菜園を耕し、音楽と自然を愛する人々の繋がりの中へ、音楽だけでなく衣食住を通じて根を下ろしていく日々が、ブログで綴られていきました。そのブログをもとに、この14年の日々のエッセンスをまとめた、最初の著作となります。

 気負わない言葉、異国人の/への冷静な視線、家族・友への親愛のまなざし、そして音楽をはじめその地の文化への畏敬のにじむ類書のない一冊です。
 日本にも多くの熱心なファンをもつアイルランド音楽を、日々の暮らしでコミュニティーの宝として生きる人々のありかたに、目を開かれる記録でもあります。

 菜園でそだつルバーブやジャガイモ、ブラックベリーやきのこ、海藻などのワイルドフード、自家養蜂の話題も盛りだくさん。地元の羊やアルパカ(!)の毛を紡ぎ車で紡ぎ、染め、編む手仕事への熱意は、著者のめざす暮らし――効率性重視の消費社会とは異なる、しかしそのすぐ傍らにある、もうひとつの価値とともに暮らすこと――の豊かさを教えてくれます。

著者プロフィール

望月えりか  (モチヅキ エリカ)  (著/文

神奈川県育ち、和光学園卒。異文化コミュニケーションを学ぶ。大学卒業後都内勤務を経て2004年にアイルランドへ移住、結婚。2児の母。アイルランドでの暮らし、食、地方文化、風習などを生活者の視点で紹介&発信。アイルランド伝統音楽を愛好しつつ自宅の畑で野菜や果実を育て、ジャガイモや玉ねぎ、ベリー類は完全自給自足。近隣の有機農家で飼育される羊の毛を自ら紡ぎ編み、土地に根づいた暮らしを実践している。アイルランド音楽プロジェクト「ブラックバードミュージク」をフィドル奏者小松大と共同運営。

上記内容は本書刊行時のものです。