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純文学という思想 小林 敦子(著) - 花鳥社
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純文学という思想 (ジュンブンガクトイウシソウ)

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発行:花鳥社
A5判
276ページ
上製
価格 4,500円+税
ISBN
978-4-909832-10-8   COPY
ISBN 13
9784909832108   COPY
ISBN 10h
4-909832-10-6   COPY
ISBN 10
4909832106   COPY
出版者記号
909832   COPY
Cコード
C1093  
1:教養 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年9月30日
書店発売日
登録日
2019年9月30日
最終更新日
2019年10月16日
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紹介

純文学とは何か―北村透谷・志賀直哉・高見順たちが繋いできたもの―

私小説の時代は終わったが、我々は我々自身の生を否定するところまでは行っていない。
生とは何か、ということを追求せずに、純文学を否定してよいのか。
純文学の作家たちは、徹底して「生」について考えた。
生は自らの内にあり、内部生命は何ものにも従属してはならず、その先に他との出会いがある。

目次


 一 純文学とは何か
 二 「純文学」言説の歩み
    a 「純文学」の語の登場
    b 大正末の「私小説」・「心境小説」
    c 一九三〇年代の「純文学の危機」
    d 一九六〇年代の純文学論争
 三 指標としての高見順
第一章 文学の独立
 一 文士
 二 文学の独立
    a 北村透谷がひらく道
    b 「社会」からの独立
    c 読者からの独立―文壇の意味
第二章 私小説の意味
 一 「私」をめぐって
    a 私小説批判
    b 「私」の解体と制度論
 二 私小説の意味
    a 何が私小説か、誰が私小説作家か
    b 私小説の極致としての心境小説
    c 小説というものの宿命的性格―「私」の叙事
    d 生の流れとしての小説
    e 私小説の「私」―「私」・作品と一体化する「私」
    f 私小説と他者―「私」ならざるものへ
第三章 純文学とその先
 一 純文学―自我の拡充としての文学
 二 内なる歴史と純文学
    a 「歴史小説」をめぐる問題
    b 内なる歴史と純文学


 注/あとがき/索引[書名・人名・事項]

著者プロフィール

小林 敦子  (コバヤシ アツコ)  (

1978年、北海道生まれ。
京都大学博士後期課程修了。博士(文学)。
現在、就実大学人文科学部表現文化学科准教授。
著書に『生としての文学 高見順論』(笠間書院、2010年)。

上記内容は本書刊行時のものです。