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在庫あり
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取引取次:
鍬谷 ト・日・他 書店
直接取引:あり
英国若者文学論
A5判
346ページ
並製
価格
2,900円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年4月15日
- 書店発売日
- 2022年4月15日
- 登録日
- 2022年3月13日
- 最終更新日
- 2022年5月1日
紹介
若いってことはこんなかわいい小さな機械みたいなものだ。
(『時計じかけのオレンジ』より)
戦争・階級・歴史からの脱却と解放。
イギリスが帝国主義から、第一次・第二次世界大戦を経て 福祉国家へと変化するなかで、
どのように成長すべきか思案する若者たちの姿を文学に見る。
19世紀後半から20世紀中期のイギリス。
文学に描かれる若者たちとかれらの成長に 時代の価値観や国家のあり方はどのように投影されてきたのか。
目次
第一章 夢と地理学:ラドヤード・キプリング「ブラッシュウッド・ボーイ」
第二章 帝国主義の美学:オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』
第三章 冒険と中産階級:J・M・バリー『ピーター・パン』
第四章 第一次世界大戦の若き詩人たちと戦場のジェンダー:ルパート・ブルック、ロバート・グレーブズ、ウィルフレッド・オウエン
第五章 陽気な若者たちと狂乱の一九二〇年代:イーブリン・ウォー『卑しい肉体』
第六章 豊かな時代の怒れる若者たち:ジョン・オズボーン『怒りを込めて振り返れ』
第七章 不良少年の誠実と忠誠:アラン・シリトー「長距離走者の孤独」
第八章 母と娘のキッチン:アーノルド・ウェスカー『ルーツ』
第九章 戦後若者たちの戦争:アラン・シリトー『土曜の夜と日曜の朝』
第一〇章 都市と若者と人種暴動:コリン・マッキネス『アブソリュート・ビギナーズ』
第一一章 若者たちの選択の力:アントニー・バージェス『時計じかけのオレンジ』
上記内容は本書刊行時のものです。