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世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2020年10月16日
- 登録日
- 2020年10月5日
- 最終更新日
- 2021年2月9日
書評掲載情報
2023-04-01 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 斎藤環(筑波大学教授) |
2022-03-12 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 酒井順子(エッセイスト) |
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紹介
ひきこもり歴35年の著者がネットを通じて知り合った世界13カ国のひきこもり当事者や支援たちにインタヴュー。いじめられた経験の有無や日々の暮らしと収入など、それぞれの「ひきこもり事情」を闇の中から掬い出し、世に知らしめた衝撃的な本です。
目次
●はじめに――地面を掘って国境を越える
●フランスのひきこもりギードの場合「ぼくは孤独が好きなんだ。パソコン、ベッド、安らぎがあれば十分さ。」
●フランスのひきこもりテルリエンヌの場合「ひきこもりになんて、なりたくなかった。」
●中国のひきこもり
●アメリカの元ひきこもりショーン・Cの場合「〝伝統的な男性性〟をぼくに期待するパパは敵だと思った。」
●アルゼンチンのひきこもりマルコ・アントニオの場合「いじめる側を擁護する学校なんてごめんだ。」
●インドのひきこもり
●インドの元ひきこもりニティンの場合「私たちは自分自身になるために少し時間が必要なだけなのです。」
●イタリアの社会心理学者マルコ・クレパルディとの対話「彼らを助けたい、いや、『ぼくら』を助けたいのです。」
●父との最後の電話
●パナマ共和国のひきこもりヨスーの場合「ぼくはゴミだ。カスだ。負け犬だ。このままでは死んでしまう。」
●フランスのひきこもりアエルの場合「ひきこもりになってぼくはようやく自分を生き始めた。」
●スウェーデンのひきこもり
●バングラデシュのひきこもりイッポの場合「ぼくは自分で自分を部屋に監禁するようになったのさ。」
●フィリピンのひきこもりCJの場合「日本のひきこもりはなんて恵まれているんだ!」
●カメルーンの元ひきこもりアルメル・エトゥンディの場合「解決や成功を得る場所は、〝社会〟の中だけとは限らない。」
●北朝鮮のひきこもり
●フランスのひきこもりジョセフィーヌの場合「醜くて、軽蔑に値して、病的であるのは社会の方よ。」
●台湾の映画監督盧德析との対話「ひきこもりにとって理想的世界はどんなものですか。」
●おわりに――ひきこもりのインタビュー論
上記内容は本書刊行時のものです。