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比較でとらえる世界の諸相
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年10月
- 書店発売日
- 2017年10月16日
- 登録日
- 2017年11月23日
- 最終更新日
- 2019年5月17日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2019-05-18 |
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紹介
文化とは、生態環境や衣食住、生業、信仰、慣習など、多種多様な構成要素が網の目状に絡みあった総体であると言えます。
比較文化学は、比較を通じて自他双方の文化理解を深め、多様性を尊重し互いを認めあう世界の構築をめざす営みです。
『比較でとらえる世界の諸相』では、座談会と六つの論考から世界の複数地域の諸相を比較によってとらえ、グローバル時代を生き抜くための共生の知恵と姿勢の体得をめざします。
目次
◆座談会1「比較文化学とは何か──その学問的性格と魅力、豊かな可能性」池谷和信+川村義治+小西賢吾+アヒム・バイヤー +本康宏史+山田孝子
◆論考「人類学調査の遍歴から考える比較文化学の可能性」山田 孝子
◆論考「『道しるべ』としての比較文化学──複数の文化を生きつづけるために」小西賢吾
◆座談会2「グローバル時代における比較文化学の方法論──飛び込む、考える、問い直す」池谷和信+川村義治+小磯千尋+小西賢吾+アヒム・バイヤー+本康宏史+山田孝子
◆論考「文化人類学的手法を用いた比較文化学──他文化に学び自文化を見つめ直す営み」ジェームス・ロバーソン
◆論考「匂いの比較文化学的アプローチ」小磯千尋
◆論考「日英語の比較入門──認知の違いはどこからくるか」川村 義治
◆座談会3「21世紀に金沢で比較文化学を学ぶ意味と意義──地方から世界を、世界から地方を問う姿勢を体得する」池谷和信+川村義治+小磯千尋+小西賢吾+アヒム・バイヤー+本康宏史+山田孝子
◆論考「京・江戸・金沢──比較文化史の視点で解き明かす『加賀百万石』」本康宏史
前書きなど
世界のどの地域に出かけても同じような「もの」があふれ、文化の違いがなくなりつつあると感じる一方で、文化による差異を思い知らされ、異文化理解に当惑することも少なくありません。 比較文化学は、文化人類学のみならず、地域研究、宗教学、社会学、文学、言語学など、さまざまな視点からの比較によって、文化の相違と共通性とを明らかにする学際的な学問領域です。 比較文化学を学ぶことは、文化を相対化するまなざしを身につけ、他者(異文化)理解を深めることにつながります。 シリーズ「比較文化学への誘い」は、比較文化学の可能性を考え、その学びの世界へと誘う入門書です。
上記内容は本書刊行時のものです。