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グラーキの黙示1
原書: Cold print
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年2月17日
- 登録日
- 2021年12月23日
- 最終更新日
- 2022年2月17日
紹介
クトゥルー神話ファン待望!
怪奇と幻想の豪華短編集
英国南西部、セヴァン・ヴァレーを覆う影――H・P・ラヴクラフトの死から四半世紀を経て、アーカムハウスより鮮烈なデビューを飾ったラムジー・キャンベルの、ラヴクラフトの影響の色濃い初期作品を中心に編まれた珠玉のクトゥルー神話作品集がついに邦訳。湖に棲みつく星界よりの怪物が告げる黙示の数々が、今ここに明かされる。全21編のうち、第1巻には「ハイ・ストリートの教会」「湖の住人」「ムーン・レンズ」など11編を収録。
目次
【グラーキの黙示1 収録作品】
「ハイ・ストリートの教会 The Church in High Street」(1962)
「城の部屋 The Room in the Castle」 (1964)
「橋の恐怖 The Horror from the Bridge」(1964)
「昆虫族、シャッガイより来たる The Insects from Shaggai」 (1964)
「ヴェールを剝ぎ取るもの The Render of the Veils」(1964)
「湖の住人 The Inhabitant of the Lake」(1964)
「奏音領域 The Plain of Sound」 (1964)
「魔女の帰還 The Return of the Witch」(1964)
「ユゴスの坑(あな) The Mine on Yuggoth」 (1964)
「スタンリー・ブルックの遺志 The Will of Stanley Brooke」(1964)
「ムーン=レンズ The Moon-Lens」(1964)
前書きなど
自分の家に引き返し、埃を払って背表紙を確認した。どうやら、同じ装丁の全集本がぜんぶで十一冊並んでいるらしい。書名は『グラーキの黙示録』だった。一巻目を開くと、それはじつは旧式のルーズリーフ・ノートで、どのページも古ぼけた手書き文字で埋め尽くされていた。読み始めて――五冊目を読み終えた時には、もう外が暗くなっていた。
ここで、それに何が書いてあったのかは説明しない。クリスマスに来てくれれば、自分の目で確かめられるだろうから――いやあ、いちど読み始めたら、最後まで夢中になるはずだ
「湖の住人」(尾之上浩司・訳)より
上記内容は本書刊行時のものです。