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ト・日 書店
直接取引:なし
改訂新版 異郷と故郷
近代ドイツとルール・ポーランド人
四六判
320ページ
上製
価格
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2020年6月24日
- 登録日
- 2020年5月8日
- 最終更新日
- 2020年6月29日
紹介
18世紀末、ポーランドは列強に分割され地図から姿を消した。ポーランド西部はプロイセン、そしてドイツ帝国に編入され、その東部国境地域に住んでいたポーランド人の一部は、生活のためにドイツ西部のルール工業地帯に移住していった。これがルール・ポーランド人である。しかし、新天地での生活はあまりにも過酷だった。「ポーランド野郎」として偏見・蔑視にさらされ、それから逃れるべくやむなく改姓という選択を行う人も現れる一方、ポーランド人としての一体性を求めて民族運動も活発化した。だが、それとともに政府による支配と抑圧も強まった。異郷の地で生きざるを得なかったポーランド人の運動を描き、日本社会における在日朝鮮人への視線をも考えつつ、マイノリティから国民国家の問題を析出する。旧版に加筆・修正を施した「改訂新版」の刊行!
目次
プロローグ
第一章 異郷と故郷
第二章 ルール・ポーランド人とポーランド・ナショナリズム
第三章 ドイツ政治とルール・ポーランド人
第四章 「ポーランドの脅威」と民族政策の展開
第五章 ルール・ポーランド人の運動と第一次世界大戦
エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。