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ト・日 書店
直接取引:なし
初期社会主義の地形学(トポグラフィー)
大杉栄とその時代
A5判
380ページ
上製
定価
5,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年9月
- 書店発売日
- 2016年9月2日
- 登録日
- 2016年7月21日
- 最終更新日
- 2016年10月17日
書評掲載情報
2016-12-25 |
読売新聞
朝刊 評者: 安藤宏(国文学者、東京大学教授) |
2016-09-25 |
読売新聞
朝刊 評者: 安藤宏(国文学者、東京大学教授) |
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紹介
日本の初期社会主義は、明治後期に誕生した、日本で最初の資本主義への意識的な対抗思想・運動であった。本書はこうした日本資本主義批判の系譜の根源に立ち帰り、大杉栄をはじめとするさまざまな初期社会主義者たちの思想と行動の意味を、かれらが生きたグローバルなコンテクストとともにあきらかにしていく。既存の社会主義に対してこれまで加えられてきた批判を意識しつつ、初期社会主義を読み直すことにより、その思想と運動の豊かさを再提示する。
目次
序章 資本主義の地形学へ向けて
第Ⅰ部 鳥瞰図
第1章 明治ソーシャリズム・大正アナーキズム・昭和マルクシズム
第2章 資本主義批判としてのアジア主義―日本帝国主義の宣教師たち―
第3章 国民と非国民のあいだ―非戦論から大逆事件へ―
第Ⅱ部 踏破記録
第4章 号令と演説とアナーキズム―大杉栄における「吃音」の問題―
第5章 無政府主義の遺伝子―大杉栄における「科学」と「自由」―
第6章 労働運動と反植民地闘争のあいだ―「アナ・ボル」論争の脱構築―
第Ⅲ部 時間地図
第7章 社会主義と文体―堺利彦と幸徳秋水の「言文一致」をめぐって―
第8章 歌が滅びるとき―石川啄木における「時間の政治」―
終章 終わりなき旅路のはじまり
上記内容は本書刊行時のものです。