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天武天皇の正体 林 順治(著) - えにし書房
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天武天皇の正体 (テンムテンノウノショウタイ) 古人大兄=大海人=天武の真相 (フルヒトノオオエ オオアマ テンムノシンソウ)

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発行:えにし書房
A5判
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-908073-76-2   COPY
ISBN 13
9784908073762   COPY
ISBN 10h
4-908073-76-7   COPY
ISBN 10
4908073767   COPY
出版者記号
908073   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年5月31日
書店発売日
登録日
2020年4月13日
最終更新日
2024年2月15日
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書評掲載情報

2020-07-12 奈良新聞  朝刊
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紹介

日本古代国家成立の謎を解くうえで、大きなカギとなる天武天皇の正体を明らかにする!
「朝鮮半島からの新旧二つの渡来集団(加羅系と百済系)による日本古代国家の成立」(石渡信一郎説)を主軸にした、多くの著作を世に問う“林古代史”の最新刊。虚実入り混じる『日本書紀』の分身・化身・虚像・実像を、石渡説を援用しながら、当時の国際情勢をまじえて丁寧に整理し、大王蘇我馬子の娘法提郎媛を母にもつ天武天皇は古人大兄=(大海人皇子)と同一人物であることを明快に解き明かす新説。

目次

はじめに
第1章 天武天皇が企画した『日本書紀』
 1 天皇持統と草壁皇子の後見人藤原不比等
 2 田村皇子即位のシナリオ
 3 優柔不断な大臣蝦夷
 4 国家を2分する権力
 5 境部摩理勢の正体

第2章 唐の台頭と激変する朝鮮三国と倭国
 1 舒明天皇と皇后皇極の系譜
 2 薬師恵日の正体
 3 唐の使者高表仁、太子入鹿と争う
 4 舒明天皇の九重塔はなかった

第3章 蘇我蝦夷は大王だった
 1 坂口安吾の夢
 2 百済系渡来集団の蘇我系と継体系
 3 大王蝦夷と金光明経最勝王経
 4 虚構の女性天皇皇極

第4章 乙巳=645年のクーデター
 1 蘇我蝦夷は紫冠を入鹿に授ける
 2 入鹿と謎の皇子古人大兄
 3 藤原鎌足の構想と計略
 4 捏造された入鹿暗殺の場面 

第5章 孝徳天皇の即位と退位
 1 創作された古人大兄の謀反
 2 悲劇の蘇我倉山田麻呂
 3 孝徳政権の反百済政策
 4 伊吉博徳の物語

第6章 百済の滅亡と白村江の戦い
 1 唐・新羅の百済侵略と義慈王
 2 左平福信、百済救援軍を要請する
 3 “百済の名は今日をもって絶えた”
 4 唐の高句麗侵略再開

第7章 古人大兄=大海人=天武天皇
 1 検定日本史教科書
 2 異議を唱える在野の研究者
 3 異母兄弟の天智と天武
 4 ヲケとオケの物語

第8章 壬申の乱
 1 天智天皇の近江遷都
 2 天智天皇の死
 3 大海人皇子の決起
 4 大海人皇子はなぜ壬申の乱に勝利したか

第9章 天武天皇と持統天皇
 1 吉野の盟約
 2 悲劇の大津皇子と高市皇子
 3 持統と文武の後見人藤原不比等
 4 万世一系天皇の物語
 
おわりに

版元から一言

石渡信一郎説を主軸にした、多くの著作を世に問う“林古代史”の最新刊。天武天皇は古人大兄=(大海人皇子)と同一人物であることを明快に解き明かす新説

著者プロフィール

林 順治  (ハヤシ ジュンジ)  (

旧姓福岡。1940年東京生れ。東京空襲の1年前の1944年、父母の郷里秋田県横手市雄物川町深井(旧平鹿郡福地村深井)に移住。県立横手高校から早稲田大学露文科に進学するも中退。1972年三一書房に入社。取締役編集部長を経て2006年3月退社。
著書に『馬子の墓』『義経紀行』『漱石の時代』『ヒロシマ』『アマテラス誕生』『武蔵坊弁慶』『隅田八幡鏡』『天皇象徴の日本と〈私〉1940-2009』『八幡神の正体』『古代七つの金石文』『法隆寺の正体』『ヒトラーはなぜユダヤ人を憎悪したか』『「猫」と「坊っちゃん」と漱石の言葉』(いずれも彩流社)、『応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった』(河出書房新社)、『日本人の正体』(三五館)、『漱石の秘密』(論創社)、『日本古代史集中講義』『「日本書紀」集中講義』『干支一運60年の天皇紀』『〈新装改訂版〉八幡神の正体』『天皇象徴の起源と〈私〉の哲学』『日本古代史の正体』(えにし書房)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。