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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:89:"講座スピリチュアル学 第2巻 スピリチュアリティと医療・健康 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-908055-02-7";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:236:"「スピリチュアル学」や「スピリチュアリティ」の探求が、理論的にも実践的にも本格化し個性化していく今、「医療」と「健康」さらに「生き方」を10人の論者が提議する。";s:6:"author";s:34:"鎌田 東二(著/文)…他9名";s:10:"publishers";s:36:"ビイング・ネット・プレス";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:36:"ビイング・ネット・プレス";s:12:"release_date";i:1417100400;}

講座スピリチュアル学

講座スピリチュアル学 第2巻 スピリチュアリティと医療・健康

哲学・宗教 ラノベ

鎌田 東二(企画・編・著), 山本 竜隆(著), 帯津 良一(著), 上野 圭一(著), 浦尾 弥須子(著), 大井 玄(著), 長谷川 敏彦(著), やまだ ようこ(著), 黒木 賢一(著), 黒丸 尊治(著)
発行:ビイング・ネット・プレス

四六判    並製
定価 1,800円+税

ISBN 978-4-908055-02-7   C0310
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2014年12月
書店発売日 2014年11月28日
登録日 2014年10月22日

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紹介

こころと、体と、魂を、ホリスティック(全体的)に捉え、医療と健康、さらに「生き方」を10人の論者が提議する。

目次

はじめに──「講座スピリチュアル学」と「スピリチュアリティと医療・健康」 鎌田東二

序 章 統合医療から見た医療・健康とスピリチュアリティ   山本竜隆
       ──地域医療と養生医療の現場から
   一 はじめに
   二 統合医療とは2
   三 田舎・農村地域における統合医療のかたち
   四 統合医療とスピリチュアリティ
   五 統合医療と自然
   六 最後に
第一部 医療とスピリチュアリティ
からだとスピリチュアリティ──終末期医療と気功実践から   帯津良一
   一 はじめに
   二 場と階層の原理
   三 ホメオパシー
   四 医療とは本来ホリスティックなもの
   五 養生とは
   六 養生のダンディズム
   七 最後の晩餐
   八 気功
   九 おわりに──生と死の統合
代替医療から見たスピリチュアリティ   上野圭一
   ビート文学に呼ばれて
   AMERIKAのなかのAMERICA
   エゴではなくエコを
   外辺医療から代替医療へ
   ホリスティックヘルスからホリスティック医学へ
   『スワノセ・第四世界』
   おわりに
アントロポゾフィー医学がとらえたスピリチュアリティ   浦尾弥須子
   一 アントロポゾフィー医学とは何か
   二 人間とは何か、病気とは?
   三 アントロポゾフィーおよびアントロポゾフィー医学の人間観
   四 アントロポゾフィー医学の実践
看取りとスピリチュアリティ   大井 玄
   はじめに
   お迎え現象
   目に見えぬ者についての判断
   つながりの感覚
   主観的判断は自由である
   神仏や霊的存在を実感する
   記述民族学(ethnography)の見出す事実
   見えぬものをイメージする
   脳は「世界」を創る
   事実は求め方と観測方法により決まる
   結び
変わる人生・社会・ケア──研究実験国家日本の挑戦   長谷川敏彦
   一 変わる病気の意味
   二 変わる社会の型
   三 変わる人生の過程
   四 変わる人生観、死生観
   五 変わる病気の型
   六 変わるケアそして医療
   七 変わる日本そして世界
第二部 こころとたましいの健康にむけて
喪失のもの語りとスピリチュアリティ   やまだようこ
   一 息することと生きること──スピリットとは 
   二 こころと身体
   三 もの語り(ナラティヴ)とは
   四 喪失のもの語り
   五 死別と喪の作業──死の受容と回復の段階説
   六 「回復もの語り」と「克服もの語り」
   七 「死者と共に生きるもの語り」
   八 死とスピリチュアリティ
   九 喪失のもの語りとスピリチュアルケア
「魂」の心理臨床   黒木賢一
   一 はじめに 
   二 事例からみる「魂の危機」
   三 魂の危機の見立て195
   四 自我と自己の折衝
   五 セラピストとクライエントの気(=情報)の交流
   五 おわりに
緩和医療と「心の治癒力」   黒丸尊治
   一 苦痛症状に寄り添う
   二 痛みと心の治癒力
   三 代替療法が癒しをもたらすのか?
   四 予想に反して長生きする患者さん
   五 あきらめたくないという思いを大切にする
   六 患者さんの思いに寄り添う
   七 死から目をそらすのもスピリチュアルケア
終 章スピリチュアリティと日本人のいのち観   鎌田東二
   はじめに──医学と仏教、あるいは医師と僧侶
   一 「いのち」と「むすひ」──『万葉集』と『古事記』を通して生と死の神話知を考える
   二 「いのち」と健康──出雲の力といのち
   三 「いのち」の目覚め
   おわりに

前書きなど

本書は「講座スピリチュアル学」と銘打った全七巻シリーズの第二巻目として編集された。
「スピリチュアル学」とは、こころとからだとたましいの全体を丸ごと捉え、それを生き方や生きがいなどの生の価値に絡めて考察しようとする学問的探究をいう。また大変重要なことであるが、この世界における人間存在の位置と意味についても真剣に問いかける姿勢も保持している。そのような意図や方向性を持ちつつ、心については心理学、体に関しては生理学や神経科学(脳科学)、魂については宗教学や神学といったような、従来の細分化された専門分野に限定されてきた学術研究の枠を取っ払って、こころとからだとたましいと呼ばれてきた領域や現象をホリスティック(全体的)に捉えようとしたのが本シリーズである。
この「スピリチュアル学」全七巻の最初の二巻を「スピリチュアルケア」と「スピリチュアリティと医療・健康」としたことには理由がある。第一巻を「スピリチュアルケア」とした理由は、「心のケア」が社会問題となった一九九五年に起こった阪神淡路大震災から一六年を経て二〇一一年に起きた東日本大震災の後の社会を、一人ひとりがどう生きぬいていくかという喫緊の深刻な実存的問題にまず取り組むべきだと考えたからである。「心のケア」から「スピリチュアルケア」への展開がこの一六年で具体的に進行していると考えたからだ。

このような流れを受けて、本「スピリチュアル講座」の第一巻を「スピリチュアルケア」とし、第二巻を「スピリチュアリティと医療・健康」とした。そしてその第一部を「医療とスピリチュアリティ」と定めて、終末期医療における気功の実践や代替医療やシュタイナー医学や看取りやお迎え現象を論じ、第二部を「こころとたましいの健康にむけて」と定めて、ナラティブ、臨床心理、緩和ケアの諸問題を論じ、冒頭で統合医療から見た医療と健康を概観し、終章で日本人のいのち観を通覧した。
第一巻同様、本第二巻の各論者の提起する問いかけと探究と解決への取り組みから、生のヒントと力を得ていただければ企画・編者としてこれ以上の喜びはない。[鎌田東二 「はじめに」より]

著者プロフィール

鎌田 東二(カマタ トウジ)

1951年徳島県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学大学院医歯学総合研究科博士課程単位取得退学。現在、京都大学こころの未来研究センター教授。宗教哲学・民俗学・日本思想史・比較文明学などを幅広く研究。文学博士。フリーランス神主、神道ソングライター。NPO法人東京自由大学理事長。『翁童論』四部作、『神界のフィールドワーク』、『宗教と霊性』、『神と仏の出逢う国』、『聖地感覚』、『霊性の文学』、『超訳古事記』、『古事記ワンダーランド』など、著書多数。

山本 竜隆(ヤマモト タツタカ)

1966年、神奈川県生まれ。医師・医学博士。朝霧高原診療所院長・富士山静養園園主。聖マリアンナ医科大学、昭和大学医学部大学院卒業。アリゾナ大学医学部統合医療プログラムAssociate Fellow(2000年〜2002年)修了。統合医療ビレッジグループ総院長、中伊豆温泉病院内科医長、(株)小糸製作所静岡工場診療所所長・産業医などを経て現職。日本人間ドック学会認定専門医、日本統合医療学会指導医、日本ホリスティック医学協会理事、日本東洋医学会認定専門医など。

帯津 良一(オビツ リョウイチ)

1936年、埼玉県生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部第三外科、都立駒込病院外科医長などを経て、帯津三敬病院を開設し院長となる。現在は名誉院長。西洋医学に中医学やホメオパシー療法などの代替療法を取り入れ、ホリスティック医学の確立を目指している。医学博士。日本ホリスティック医学協会会長。日本ホメオパシー医学会理事長、帯津良一「場」の養生塾塾頭。著書に『生きる勇気、死ぬ元気』(共著)、『養生という生き方』『ホリスティック養生訓』『60歳からの「攻めの養生」』など多数。

上野 圭一(ウエノ ケイイチ)

1941年兵庫県宝塚市生まれ。幼児期を旧満州(中国東北部)で過ごす。早稲田大学文学部卒、東京医療専門学校卒。翻訳家。癒しと憩いのライブラリー館長。日本ホリスティック医学協会副会長。訳書に『癒す心、治る力』『ワイル博士のナチュラル・メディスン』『人生は廻る輪のように』『森の旅人』『いのちの輝き」など。著書に『ナチュラル・ハイ』『ヒーリング・ボディ』『補完代替医療入門』『代替医療』『わたしが治る12の力』『スローメディスン』など。

浦尾 弥須子(ウラオ ヤスコ)

東京生まれ。東京女子医科大学卒業後、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科教室に入局。済生会神奈川県病院耳鼻咽喉科部長を経て2006年から09年までドイツ、スイスでアントロポゾフィー医学を学ぶ。帰国後、川崎市立井田病院を経て、現在、日本鋼管病院・こうかんクリニック耳鼻咽喉科部長。慶應義塾大学耳鼻咽喉科非常勤講師。耳鼻咽喉科の中で頭頸部外科、耳鼻咽喉科心身症を専門とする。医学博士。共訳に『内なる治癒力』、共著に『医療心理の為の心身医学』、監修に『ベーシックテキスト補巻・代替医療』等。

大井 玄(オオイ ゲン)

1935年生まれ。東京大学医学部卒。77年ハーバード大学公衆衛生大学院修了。東京大学名誉教授。医学博士。79年から長野県佐久市の「認知症老人・寝たきり老人」の宅診に関わるようになる。その後国立環境研究所所長を経て、現在は東京都立松沢病院と桜新町アーバンクリニック非常勤医。著書に『人間の往生』『終末期医療』『痴呆の哲学─ぼけるのが怖い人のために』『「痴呆老人」は何を見ているか』『病から詩がうまれる─看取り医がみた幸せと悲哀』『環境世界と自己の系譜』『いのちをもてなす』など多数。

長谷川 敏彦(ハセガワ トシヒコ)

1948年山口県生まれ。大阪大学医学部卒。ハーバード大学公衆衛生大学院修士課程卒業。米国ウィスコンシン州ミルウォーキー市聖ヨセフ病院外科レジデント、滋賀医科大学外科助手、厚生労働省老人保健課課長補佐、国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長、国立保健医療科学院政策科学部長、日本医科大学医療管理学主任教授等を経て、現在、文部科学省科学技術・学術政策研究所客員研究官。監修に『病院経営戦略』『医療安全管理事典』など。

やまだ ようこ(ヤマダ ヨウコ)

岐阜市生まれ。名古屋大学文学部哲学科心理学専攻卒、同大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程退学。愛知淑徳大学教授、京都大学大学院教育学研究科教授などを歴任。教育学博士。京都大学名誉教授。立命館大学特別招聘教授。専門は、生涯発達心理学、ナラティヴ心理学など。現在『やまだようこ著作集』刊行中。既刊は、第1巻『ことばの前のことば─うたうコミュニケーション』、第8巻『喪失の語り─生成のライフストーリー』、第10巻『世代をむすぶ─生成と継承』。

黒木 賢一(クロキ ケンイチ)

1951年兵庫県生まれ。桃山学院大学社会学部卒業。カリフォルニア州立大学ヘイワード校大学院教育心理学専攻修士課程(M.S. in Counseling)修了。帰国後、大阪の高石クリニック(心理士)、芦屋心療オフィス(所長)を歴任。現在、大阪経済大学人間科学部教授。臨床心理士。専門は、心理臨床学(治療論,心身論)。著書に『〈気〉の心理臨床入門』、『心理臨床におけるからだ─心身一如からの視座』『日本の心理療法─その特質と実際』(共著)など。

黒丸 尊治(クロマル タカハル)

1959年東京都生まれ。87年信州大学医学部卒。洛和会音羽病院心療内科等を経て、2002年11月より彦根市立病院緩和ケア科部長となり現在に至る。「希望」が持てる緩和医療をモットーに日々の臨床に取り組む一方、一般のがん患者を対象とした「がんストレス外来」も行っている。日本死の臨床研究会世話人、日本サイコオンコロジー学会代議員。著書に『緩和医療と心の治癒力』『心の治癒力をうまく引きだす』『がんばらず、あきらめないがんの緩和医療』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。