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世界浪曼派

ソヴィエト・ファンタスチカの歴史
История советской фантастики

文芸 ラノベ

ルスタム・カーツ(著), 梅村 博昭(訳)
発行:共和国

菊変型判   280頁  並製
価格 2,600円+税

ISBN 978-4-907986-41-4   C0097
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2017年6月
書店発売日 2017年6月9日
登録日 2017年5月9日

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書評掲載情報

2017-07-23 朝日新聞  朝刊

紹介

「 月の科学的・軍事的利用は、プロレタリア国家の今後の課題のひとつである」──スターリン
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革命後のソ連文学史は、ファンタスチカ(SF+幻想文学)による権力闘争の歴史だった! 粛清、雪どけ、そしてペレストロイカまで。本国ロシアでは社会学者や報道関係者が「事実」として引用した、教科書にぜったい載ってはならない反革命的メタメタフィクション、まさかの日本語版刊行! 
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・マヤコフスキーは文学グループ〈赤い月面人〉の同人だった。
・スターリンが愛した言葉は「月を制するものが全世界を制する」。
・ソルジェニーツィンの『イワン・デニーソヴィッチ』は月面開発の物語。
・1968 年の「プラハの春」はアポロ計画がきっかけで勃発した。
・『雨月物語』の上田秋成がソ連の「要注意人物」に認定される。
……そのほか、見てきたような〈世紀の発見〉を多数収録!

目次


 
第1章 〈赤い月面人〉の離陸と墜落(1921年〜1928年)

第2章 ソロフキのカタパルト(1929年〜1932年)

第3章 「では同志ウェルズに発言願います……」(1933年〜1936年)

第4章 内なる敵、外なる敵(1937年〜1945年)

第5章 世界的優位をめぐるたたかいとその破滅的帰結(1945年〜1953年)

第6章 霧の中より月出でて……(1954年〜1968年)

第7章 ポケットからナイフを引き抜いた(1968年)

第8章 審理が始まる(1969年〜1978年)

第9章 『ルナリウム』とその周辺(1979年〜1984年)

第10章 エピローグ(1985年〜1993年)

 
参考文献一覧

月への道半ばで、あるいはカーツ博士の馬のボリバル
 ――編者あとがき(ロマン・アルビトマン)

訳者解説(梅村博昭)

人名索引

版元から一言

ロシア革命100周年を記念して、初版のみカバーに「鎌とハンマー」の抜き型加工。

著者プロフィール

ルスタム・カーツ(ルスタム カーツ)

ロシア共和国のファンタスチカ研究者。

梅村 博昭(ウメムラ ヒロアキ)

1961年、北海道に生まれる。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。専攻は、ミハイル・ブルガーコフ研究を中心とするロシア文学。
主な業績に、「月面の分割/北海道の分割――カッツ『ソヴィエト・ファンタスチカの歴史』におけるスターリニズムの地政学的無意識」(『近代ロシア文学における「移動の詩学」』所収、科学研究費補助金研究成果報告書、2014年)、「間テクスト性と偶察――ブルガーコフ『犬の心臓』をめぐって」(『文化研究と越境』北海道大学スラブ研究センター、2008年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。