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ダダイストの睡眠 高橋 新吉(著) - 共和国
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詳細画像 0
境界の文学

ダダイストの睡眠

発行:共和国
四六変型判
縦188mm 横125mm
264ページ
上製
価格 2,600円+税
ISBN
978-4-907986-23-0
Cコード
C0093
一般 単行本 日本文学、小説・物語

出版社在庫情報
在庫あり
初版年月
2017年8月
書店発売日
登録日
2017年7月19日
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紹介

「ダダは一切を抱擁する。何者もダダを恋する事は出来ない。」
   *
現実と内面、正気と狂気のあわいを超えた、詩的言語の実践。『ダダイスト新吉の詩』(1923)によって一挙に《現代詩》を到来させた日本最初のダダイスト、高橋新吉。虚無思想と禅を基盤とし、時代と社会を超越した14編のほか、解説および略年譜を収録する。

目次

ダガハジ断言 Is Dadaist
 
  高橋がダダ新吉になる瞬間:解説1
 
桔梗
宇和島の闘牛
神は熟睡したもう
預言者ヨナ
 
  狂気をどう語るのか:解説2
 
亡ぶる家の豚
不気味な運動
仏教
乞食夫婦
ヴィニイ
悲しき習性
 
  高橋新吉 略年譜
 
生蝕記  或る浮浪人の日記
ダダイストの睡眠
焔をかかぐ
 
  いま高橋新吉をどう読むか:解説3
 
  編者あとがき
  初出一覧

前書きなど

高橋新吉 頌
 
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彼は明治大正を通じて芸術史上に於ける著しく特異な個性である。(佐藤春夫)
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彼はダダの精神を最初に最も強く、深かく把握した日本に於ける先覚者だ。(辻潤)
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僕は貴兄を結果的にというよりも過程的に見て大好きなのです。(中原中也)
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高橋新吉の詩人としてのえらさは,彼の詩の背景に禅があったり、ダダがあったりするからではない。むしろそんなものは彼の詩的天才に害毒にさえなる。(西脇順三郎)

版元から一言

シリーズ《境界の文学》第4弾。詩人の没後30年を経て刊行される、「狂気」をモティーフにした短篇集。芥川龍之介の「ぼんやりとした不安」から太宰治の「HUMAN LOST」にいたる空隙を埋める、1930年前後の精神の横溢をみる1冊です。小説、詩、編者解説、略年譜をモンタージュした斬新な構成で、新たな評価を迫ります。

著者プロフィール

高橋 新吉  (タカハシ シンキチ)  (

1901年、愛媛県に生まれ、1987年、東京都に歿する。八幡浜商業学校を中退後、上京、放浪する。1920年、小説「焔をかかぐ」でデビュー。1923年、詩集『ダダイスト新吉の詩』(中央美術社)によって現代詩を切り拓き、その後も仏教と虚無思想を基盤とした独自の世界観を展開する。
詩集に、『高橋新吉詩集』(1928、南宋書院)、『霧島』(1942、邦画社)など、小説に、『狂人』(1936、学而書院)、『潮の女』(1961、竹葉屋書店)など多数がある。

松田 正貴  (マツダ マサタカ)  (

1974年、大阪府に生まれる。大阪電気通信大学講師。専攻は、モダニズム文学。
共著に、杉村昌昭+境毅+村澤真保呂編『既成概念をぶち壊せ!』(2016、晃洋書房)、訳書に、マウリツィオ・ラッツァラート『記号と機械』(杉村昌昭と共訳、2015、共和国。新装版=2016)、アーサー・J・バックラック『ニューメキシコのD・H・ロレンス』(2014、彩流社)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。