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タブッキをめぐる九つの断章 和田忠彦(著) - 共和国
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タブッキをめぐる九つの断章 (タブッキヲメグルココノツノダンショウ)

文芸
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発行:共和国
四六変形判
縦188mm 横125mm 厚さ16mm
216ページ
上製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-907986-22-3   COPY
ISBN 13
9784907986223   COPY
ISBN 10h
4-907986-22-X   COPY
ISBN 10
490798622X   COPY
出版者記号
907986   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年12月
書店発売日
登録日
2016年12月13日
最終更新日
2017年2月19日
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書評掲載情報

2017-03-19 東京新聞/中日新聞  朝刊
2017-02-19 毎日新聞  朝刊
評者: 堀江敏幸(作家)
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紹介

『インド夜想曲』『レクイエム』などで現代イタリア文学に圧倒的な足跡を刻んだアントニオ・タブッキ。かれの最良の理解者のひとりにして友、そして翻訳者でもある著者が描き出す、タブッキに寄り添って歩んだ《旅》のメモランダム。夢や虚構と現実のあわいを生きたタブッキの風景と記憶が、かずかずの断片のなかに浮かびあがる。
タブッキの短篇「元気で」、そして1997年に収録されたふたりの対談を付す。

目次

出遭いと記憶から旅の書物へ

1、タブッキの風景を旅して
2、夢の痕跡、夢のほんとう──『夢のなかの夢』
3、ペソアからの航海
4、ピム港の女をめぐって

物語の水平線──インタビュー一九九七

5、時の認識と虚構をめぐって──『他人まかせの自伝』
6、時の感情を書くことをめぐって──『時は老いをいそぐ』

追憶の軌跡

7、 墓碑銘としての手紙──『いつも手遅れ』

元気で──『絵のある物語』より(アントニオ・タブッキ)

8、 夢うつつのはざまで──『レクイエム』から『イザベルに』へ
9、 眼のひと──タブッキ展によせて

旅のゆくえ──あとがきにかえて
タブッキ著作リスト

前書きなど

「ひとりの作家と過ごした時間が、時を経るごとに濃密に感じられるようになるのはなぜなのだろう。たまたま出遭って、まずは書物で、ついで本人と、ゆっくりとことばを受けとめ、やがてこちらからも手渡すようになって、ひとりっ子として生まれ育った自分には判らないのだけれど、なにやら年の離れた兄弟のような、歳の近い叔父のような、そんな身近な存在が、きっとアントニオなのだろうと思うようになっていった。」――本文より。

版元から一言

シリーズ《境界の文学》第3弾。

著者プロフィール

和田忠彦  (ワダ タダヒコ)  (

1952年、長野市に生まれる。東京外国語大学教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専攻は、イタリア文学。
著書に、『ファシズム、そして』(水声社、2008)、『声、意味ではなく』(平凡社、2004)、『ヴェネツィア 水の夢』(筑摩書房、2000)がある。訳書に、アントニオ・タブッキ『イザベルに ある曼荼羅』(2015)、『いつも手遅れ』(2013)、『時は老いをいそぐ』(2012、以上河出書房新社)、『ウンベルト・エーコ 小説の森散策』(2013)、『カルヴィーノ アメリカ講義』(共訳、以上岩波文庫、2011)など多数がある。

上記内容は本書刊行時のものです。