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カンカラ鳴らして、政治を「演歌」する 岡 大介(著) - dZERO
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カンカラ鳴らして、政治を「演歌」する (カンカラナラシテセイジヲエンカスル)

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発行:dZERO
四六判
256ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-907623-42-5   COPY
ISBN 13
9784907623425   COPY
ISBN 10h
4-907623-42-9   COPY
ISBN 10
4907623429   COPY
出版者記号
907623   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年7月12日
書店発売日
登録日
2021年5月21日
最終更新日
2021年9月16日
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書評掲載情報

2021-08-14 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

「オッペケペッポー ペッポッポー」
「ア、ノンキだね」
「ヨワッタネ 生活戦線異状あり」

「演歌」とは、明治・大正期に流行した「演説歌」のこと。面白おかしい詞を織り交ぜながら、時の権力や世相を風刺する。
政府批判・演説が弾圧された時代、「それならば歌で」と、街頭で高らかに歌いあげる演歌師が現れた。
その草分けである添田啞蟬坊(そえだ・あぜんぼう)の流れをくむ、現代唯一の演歌師・岡大介20年の記録。
1978年生まれの岡は、寄席で、ホールで、「流し」として居酒屋で、そして山谷や西成などの労働者の街で歌い続けている。

目次

第一章:政治や社会をチクリと刺す「演歌」――尊敬する添田啞蟬坊・知道のこと  
第二章:「無翼」の歌、「庶民翼」の歌――カンカラ三線を持ってどこへでも  
第三章:同世代の流行り歌にこころ動かず――ぼくが「演歌」にたどりつくまで  
第四章:歌ってつながる人の縁――歌と酒と、厳しさと人情と  
第五章:政治の過ちを風刺に変えてまっすぐに――松元ヒロさんに学んだ芸の姿勢  
付 録:岡大介カンカラ演歌集/岡大介自作曲集

前書きなど

庶民の生活の苦しさ、うわっついた世相への反発、勝手をする政治への怒り――演歌にはさまざまな人間模様を織り込むことができます。
明治も中期のころ、演歌はアカペラ(楽器を使わずに声だけ)で、しかも街頭で歌ったそうです。ぼくはカンカラで作った三線(さんしん・沖縄の三弦楽器)を抱え、ビールケースをひっくり返してその上に立ち、酒場で歌っています。なるべく元に近いかたちで歌いたいと思っているうちに、このスタイルにたどりつき、早二十年。気づけば、日本でただ一人の演歌師。
昭和からこれまで正調演歌を継ぐ者がいなかったのが不思議です。こんなに豊かな世界なのに、とぼくは残念でなりません。――「まえがき」より

著者プロフィール

岡 大介  (オカ タイスケ)  (

1978年、東京都に生まれる。添田啞蟬坊・知道の流れをくんだ、明治・大正演歌を歌う現代唯一の演歌師。空き缶で作ったカンカラ三線をリュックに差し、全国を回って演奏活動を続けている。演奏の場は、寄席、演芸場、ホール、居酒屋での「流し」など多岐にわたり、集会や祭りに呼ばれることも多い。年間ステージ数は365を超える。
リリースしたCDに、『かんからそんぐ』Ⅰ~Ⅲ、『にっぽんそんぐ』(いずれもオフノート発売)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。