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戦争取材と自己責任
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年11月25日
- 書店発売日
- 2019年11月27日
- 登録日
- 2019年10月22日
- 最終更新日
- 2020年2月20日
書評掲載情報
2020-05-08 |
世界
6月 評者: 伊藤めぐみ(ジャーナリスト) |
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紹介
武装組織による拘束から解放されて1年。
今になって、ようやく語れることがある。
2人は紛争地を中心に取材活動を続けているジャーナリストであり、友人でもある。
3年4か月にわたる監禁に耐えた安田、
安田の拘束中、友人の安否を気遣い、国外にも足を運んで情報収集に奔走した藤原。
2人の共同作業で向かい合う、拘束事件、戦争、私たちの社会。
語り下ろし(対談)と書き下ろしで構成。
「拘束中に、周囲で起きていたことを最も詳しく取材していたのが藤原さんだ。騒動に関わった多くの人々に会っており、その後の検証に非常に有効な情報を持っている。最も重要な、事実関係について相談できる相手でもある」(安田純平)
「安田さんの拘束が報道されてから、ネットではさまざまな声が飛び交った。そのほとんどがデマと中傷である。皮肉なことに安田さんは自らが非難されることによって、多くの人たちに日本社会の不条理を気づかせてくれた」(藤原亮司)
【目次】
第一章解放までの三年四か月
第二章紛争地のリアル
第三章現在につながったできごと
第四章生業としての紛争地ジャーナリスト
第五章「自己責任論」と向き合う
第六章デマ拡散時代の戦争取材
目次
はじめに―不寛容な社会で
第一章―解放までの三年四か月
第二章―紛争地のリアル
第三章―現在につながったできごと
第四章―生業としての紛争地ジャーナリスト
第五章―「自己責任論」と向き合う
第六章―デマ拡散時代の戦争取材
おわりに―「身代金」報道にこだわる理由
前書きなど
武装組織による拘束から解放されて1年。今になって、ようやく語れることがある。〈実行犯グループ〉はだれだったのか? 〈身代金デマ〉はどこから出てきたのか? 〈他罰的・不寛容な人々〉とはだれなのか?
安田純平「拘束中に、周囲で起きていたことを最も詳しく取材していたのが藤原さんだ。
騒動に関わった多くの人々に会っており、その後の検証に非常に有効な情報を持っている。最も重要な、事実関係について相談できる相手でもある」
藤原亮司「安田さんの拘束が報道されてから、ネットではさまざまな声が飛び交った。そのほとんどがデマと中傷である。皮肉なことに安田さんは自らが非難されることによって、多くの人たちに日本社会の不条理を気づかせてくれた」
版元から一言
「シリア拘束事件」と「自己責任論」に、当事者と同業友人が真摯に向き合いました。自己責任、不寛容、他罰、ネット社会、バッシング、自由、人権、民主主義など、私たちの社会に通底するこれらのキーワードのすべてが関係する作品です。
上記内容は本書刊行時のものです。