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日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば? Create Media(編著) - dZERO
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日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば? (ニホンイチミニクイオヤヘノテガミ ソンナオヤナラステチャエバ)

社会一般
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発行:dZERO
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ15mm
重さ 282g
264ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-907623-24-1   COPY
ISBN 13
9784907623241   COPY
ISBN 10h
4-907623-24-0   COPY
ISBN 10
4907623240   COPY
出版者記号
907623   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2017年10月
書店発売日
登録日
2017年9月14日
最終更新日
2023年6月13日
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書評掲載情報

2019-04-06 朝日新聞  朝刊
評者: あさのあつこ(作家)
2017-10-27 読売新聞  朝刊  岩手版
評者: さわや書店外商部 栗澤順一
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重版情報

5刷 出来予定日: 2020-08-03
4刷 出来予定日: 2018-01-12
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紹介

「東大出のクズ」「死んでも許さない」「墓参りには行かないから」「じゃあね、お母さん」「幸せになってみせます」
親からの虐待を生き延びたサバイバーたちが書いた訣別と希望と勇気の100通です。

目次

はじめに 不当ながまんを強いられる子どもたち
  
Ⅰ 気づく
  
私にも意志がある
いけにえ
プレゼントはゴミ箱に
見えないんだよ
衣食住の権力者
殺し合う両親
笑顔を求めないで
お互いに救われない
あなたのねらい通りに
罪に問われない殺人者
あんた?死ねよ
あんたたちとは違う
多額の死亡保険
不倫の代償
父も母も「責める人」
本が私を助けてくれた
お父さんに馬乗り
パパのいやし
援助交際という居場所
いらないなら捨てて
金の亡者の道具
きょうだい児
稼げば生きていける
  
Ⅱ 戦う
  
できるなら惨殺したい
サンタさんへのお願い
殺さない理由
毒のゴミ箱
見捨てるのは怖い
腐った食べ物
いつも私の足かせ
モニターに映る母
交代人格の家族
もう屈しない
「とうに時効でしょ」
中卒のシングルマザー
自傷と共に笑ったふり
お母さんの虚像
誰も助けてくれない
にせものの許し
生き地獄
あなたの拳
どなり声とさとす声
とけた謎
うそつきになる
謝って済む話じゃない
まやかしの絆
一生呪う
生き抜いてみせます
「子どもの言うこと」
殺されたあの子
「俺が法だ」
  
Ⅲ 出あう
  
お母さんは知らない
思い出すと苦しい
「おまえは悪魔だ」
死んだら負け
お父さんの殺し方
貴殿が反面教師
守ってくれた恩人
子どもの人権ノート
権威ある男が怖い
お母さんは明るいのに
他人のつもりで
タダ働き家来
自己否定はやめました
人生泥棒
そっとしておいて
私を助けてくれたのは
経済的虐待
うそつきになっていい
すべてがクソなわけじゃない
私は負けません
会えば体調が悪くなる
声を上げる勇気
  
Ⅳ 変わる
  
あなたを捨てます
私の親は仏様
気づくのが遅すぎた
殴られても蹴られても
ねじ曲げられた私
表面上いい関係  
早く死ねばいいのに
東大出のクズ
今さら信じられない
娘の幸福を許せない母
世間では?先生さま?
あなたが弱者になる日
戦って勝ち取ったもの
記憶から消えて
「とにかく生きなさい」
あんたは変わらない
私には牢獄
クソ女
忘れてもいいから
他人の方が親身
母がやさしくなった理由
私は壊れない
人生はわからない
愛されるために家を出る
復讐する価値もない
どこかすがすがしい
生きるための祈り
  
選者解説
壮絶な痛みと苦しみを経て 東 小雪
「ありのままの姿」をさらす親たち 信田さよ子
  
おわりに 勇気ある行動によって
  
STOP! 児童虐待100プロジェクト
謝辞 本書の出版を支援してくださったみなさんへ
  
応募手紙の全文と編著者のメッセージを閲覧・視聴する方法

前書きなど

本書は、親から虐待された方々から「親への手紙」を公募し、一〇〇名分を収録したものです。同様の本を、一九九七年に『日本一醜い親への手紙』(メディアワークス)として発表しました。その数年前、母への感謝の手紙を収録した『日本一短い母への手紙』が二〇〇万部の大ベストセラーになっていました。一見美しい感謝の手紙を読むにつけ、僕は違和感を覚えたのです。「なぜこの本の読者は子どもに感謝を求めるのだろう」と。
子ども視点で虐待を語る人はまだ少なく、逆に一〇歳の子どもに親への感謝を強いる「2分の1成人式」をやりたがる親が増え、虐待される側の声に耳を傾けません。二〇年待っても、多くの市民が本気で子ども虐待という深刻な社会的課題を根本的に解決したがらない。その現実を前に「本当にそれでいいの?」と問いかけたくて、本書を企画しました。
――「はじめに」より

版元から一言

児童虐待の相談件数はこの25年間で100倍に増え、
5日に1人の割合で虐待によって子どもが命を落としています。
少子化を憂える一方で、子どもの人権や命が軽んじられている、
それが今の日本の現状です。
本書は、その薄ら寒い社会に100石を投じます。

著者プロフィール

Create Media  (クリエイトメディア)  (編著

Create Media(クリエイトメディア)は、フリーライター今一生(こんいっしょう)が編集者として活動する際の名称。今一生は1965年、群馬県に生まれる。千葉県立木更津高校卒、早稲田大学第一文学部除籍。1997年、親から虐待された人たちから公募した手紙集『日本一醜い親への手紙』の三部作をCreate Mediaとして企画・編集。「アダルトチルドレン」ブームを牽引する。〔公式サイト〕www.createmedia.co.jp
Create Mediaの編著書には『子どもたちの3.11』(学事出版)、『パパとママからのラブレター』(ノンカフェブックス)、今一生の著書には、『社会起業家に学べ!』(アスキー新書)、『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン入門』(河出書房新社)、『プライドワーク 自分をつくる働き方』(春秋社)、『猫とビートルズ』(雨樹一期・写真、金曜日)などがある。

信田 さよ子  (ノブタ サヨコ)  (解説

臨床心理士、原宿カウンセリングセンター所長。1946年、岐阜県に生まれる。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもり、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待に悩む人たちやその家族のカウンセリングを行っている。

東 小雪  (ヒガシ コユキ)  (解説

元タカラジェンヌ、LGBTアクティビスト、株式会社トロワ・クルール取締役。1985年、石川県金沢市に生まれる。実父からの性虐待を告白した著者『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』(講談社)を2014年に上梓。LGBTや性虐待をテーマにした講演・支援活動を展開している。

上記内容は本書刊行時のものです。