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ココロノトモ
Rolling Ball, Rolling Life
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年11月
- 書店発売日
- 2018年11月20日
- 登録日
- 2018年10月31日
- 最終更新日
- 2018年11月19日
紹介
故郷のJリーグクラブ「ヴァンフォーレ甲府」の魅力にとりつかれ、ギョーカイ人の人生は転がりだすーー
ドイツ、ボスニア、インドネシアへ、サッカーに導かれ彷徨する魂とその再生を描く、極私的ルポ!
目次
序章 転がるボール、転がる人生
第1節 ファーストコンタクト
第2節 ボスニアの「マンマミーア」
第3節 インドネシアが呼んでいる
第4節 イルファン・ユニ、凱旋
第5節 ”プロフェッショナル”モッシ&”クレイジー”キコ
第6節 アフガンとカンフーマスター
第7節 アレマニアとアレマニタ
第8節 シンゴ・エダン=狂ったライオン
第9節 いざ、決戦の地へ
第10節 サッカーがもたらす不思議な縁
第11節 絶対的エースとその妻
第12節 82万人の期待と重圧
第13節 アフターゲーム
アディショナルタイム 拝啓、佐野悟さま
前書きなど
マランの街中から、20分ほど走ったであろうか。
インドネシアの田園風景が広がる細く長い一本道に差し掛かった時である。僕たち一団を先導するパトカーが、荒々しくクラクションを鳴らすと、車道を埋めつくした幾千もの青い群れが、モーゼの十戒の如く、きれいに開いていくのだった。
直後、歩道側に寄った彼ら彼女らは、「今日は頼んだぜ!」とばかりに、クラクションを、ガンガンに鳴らし返すのだ。
スタジアムへ向かう道中での、チームとサポーターの、クラクションによるコール&レスポンス…。僕は、そんな光景に、胸を打たれてしまった。
そして、改めて強烈に思い知らされたのだった。〝選手は、チームは、誰のために、何のために戦わなければならないか?〞ということを。
さぁ、今日は大一番だ! みんなで一丸となって、勝利を掴みとろうぜ!
山梨からやって来たこの僕も、インドネシアのマランという街で、戦闘モードに入るのだった……。
上記内容は本書刊行時のものです。