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のこった もう、相撲ファンを引退しない

文芸 ラノベ

星野 智幸(著)
発行:ころから

四六判   216頁  並製
価格 1,600円+税

ISBN 978-4-907239-27-5   C0075
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2017年11月
書店発売日 2017年11月17日
登録日 2017年10月26日

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紹介

かつて「貴乃花の引退とともに相撲ファンを引退した」作家・星野智幸が再び国技館を訪ねると、そこには「モンゴルへ帰れ」といったヘイト野次が公然と飛び交っていたーー。
大相撲を取り巻く社会と未来を「文芸界のファンタジスタ」が綴った相撲エッセイ集。
「スー女のみかた」などの著作がある和田靜香さんとの対談、90年代に著者が新人賞に応募した相撲小説(未公表)などを収録し、相撲に人生を託したことがあるファンには必読の書。

前書きなど

 もっと言えば、 スポーツで起こることは、世の中で起こることを先取りしている、と思うのです。
 どういうことでしょうか?
 例えば、この本でも再三取り上げて批判している「日本人ファースト」。日常の社会でも、ヘイトスピーチなどで民族や人種の差別が目立つようになってきました。ただ、それを積極的に行っていたのは、極端な排外主義者たちでした。 問題は、そのような人たちの暴力的な言葉に対して、一般社会が多少眉をひそめつつも無関心な態度を取り続け、その結果野放しとなって、ひどい差別が大手を振ってまかり通るようになってしまったことです。つまり、世のマジョリティは「よいことではない」と思いながらも、「自分とは直接関係ない」と考え、そういう態度において、消極的に暴力に加担してしまったのです。
 ところが、今、東京・両国の国技館に行くと、そのような状況が一変します。「日本人が日本人を応援して何が悪い」という発想のもと、外国人力士を「敵」のようにみなす応援があったり、ひどい場合には差別とも取れる声が飛んだりします。そしてそれを咎めるどころか、一緒になって笑ったり盛り上がったりしている。
 そこには「よいことではないが、自分には関係ない」という最低限の感覚すらなく、むしろ当然の声援と捉えて一緒に乗っている人が多いように、私には感じられます。

著者プロフィール

星野 智幸(ホシノ トモユキ)

1965年、米国ロサンゼルス生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。新聞社勤務後、メキシコに留学。1997年「最後の吐息」で文藝賞を受賞しデビュー。2000年『目覚めよと人魚は歌う』(新潮文庫)で三島由紀夫賞、03年『ファンタジスタ』(集英社文庫)で野間文芸新人賞、11年『俺俺』(新潮社)で大江健三郎賞、15年『夜は終わらない』(講談社)で読売文学賞を受賞。16年に人文書院より『星野智幸コレクション』全4巻が刊行された。

上記内容は本書刊行時のものです。