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日本語と哲学の問題
発行:景文館書店
四六判
72ページ
定価
520円+税
- 書店発売日
- 2016年11月16日
- 登録日
- 2016年10月19日
- 最終更新日
- 2016年11月9日
紹介
この小論において試みるのは、日本語という一つの特殊な言語を通じてこの民族の精神的活動の根本的な一面を解釈しようとする精神史的な考察である。(本文5P)
―とにかく我々は問うてみる、「あるということはどういうことであるか。」(本文30P)
ドイツ留学でハイデッガーの『存在と時間』に刺激を受けた和辻が、日本語で存在論的問いをたてるための基礎付けを試みた論文。
国民の精神的特性が言語の構造にあらわれると考える和辻は、まず、日本語に名詞の性や動詞の人称が無いことや、「てにをは」など助詞の多さについて考え、日本語が理論的方面ではなく芸術的方面に発達した言語であると指摘する。
次に「もの」「こと」「ある」「いうこと」という、4つの日常のことばの意味を整理し、輸入された外国語ではなく真に日本語で哲学するための基礎付けを目指した。
【目次】
1 国民的特性としての言語
2 日本語の特質
3 日本語と哲学の問題
4 「こと」の意義
5 「いうこと」の意義
6 言う者は誰であるか
7 「ある」の意義
目次
1 国民的特性としての言語
2 日本語の特質
3 日本語と哲学の問題
4 「こと」の意義
5 「いうこと」の意義
6 言う者は誰であるか
7 「ある」の意義
上記内容は本書刊行時のものです。