書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
ほっかいどう映画館グラフィティー
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年12月
- 書店発売日
- 2015年11月26日
- 登録日
- 2015年11月17日
- 最終更新日
- 2017年3月8日
紹介
◇毎日の暮らしに映画が寄り添っていたあの頃、映画館は街に欠かせない風景でした◇そんな懐かしい昭和の劇場から、元気な各地域のミニシアターまで、札幌を中心に全道71館をピックアップ。地域の発展とともに歩んだ、懐かしい各館の歴史と現在を通して、あなたの記憶をひも解きます◇さらに各館の紹介ページでは、味わいのある劇場のイラストに加え、想い出の映画をポスターで掲載。青春のスクリーンが甦ります◇朝日新聞北海道版の好評連載をまとめた、映画ファン待望の書が誕生!
目次
〈巻頭特集〉映画館への誘い(映画をスターで見た時代/映画グッズお蔵出し/昭和30年代の各年興行収入ベスト5
はじめに
Ⅰ 札幌の映画館《明治期~戦前》
《概説》札幌の映画館―明治期から戦前まで
松竹遊楽館/エンゼル館/帝国座/豊平映画劇場/ディノスシネマズ札幌劇場/松竹座/札幌日活館(東宝プラザ)/美登紀館/新東宝劇場/円山映画劇場
Ⅱ 札幌の映画館《戦後~昭和30年代》
《概説》札幌の映画館―戦後から昭和30年代まで
真駒内駐屯地劇場/道新ニュース映画劇場/スカラ座/名画座/テアトルポー/山鼻映画劇場/札幌日活劇場/東宝日本劇場/東宝日本劇場/豊栄映画劇場/北海道劇場/札幌大映劇場/札幌東映劇場/東映ホール(東映パラス)/札幌東宝公楽/公楽文化劇場/
遊楽地下劇場(SY遊楽)/セントラル映画劇場/白石映画劇場/国際映画劇場/オリオン座/藻岩映画劇場
Ⅲ 札幌の映画館《昭和40年代~平成期》
《概説》札幌の映画館―昭和40年代から平成期まで
ニコー劇場/テアトロポニー/シネマロキシ・シネマ5/グランド・シネマ/シネマ23/東映ホール(東映パラス2)/三越名画劇場/ジャブ70ホール/ポーラスター/サンピアザ劇場/札幌ピカデリー(角川シアター)/ジャブ・パート2/札幌マリオン劇場/シアターキノ/蠍座
Ⅳ 道内の映画館
《概説》道内の映画館―明治期から平成期まで
寿座/浦臼劇場/寿都劇場/小樽電気館/増毛劇場/大黒座/友楽座/美唄東映劇場/稚内劇場/恩栄館/紋別劇場/共楽座/旭川国民劇場/北映劇場/釧路劇場/プリンス劇場/室蘭劇場/テアトル銀映/深川東映/オホーツク劇場/ニューシネマ/シネマアイリス/シネマ・トーラス/T・ジョイ稚内
Ⅴ 資料編
《特別付録》昭和36年(1961)道内映画館一覧
〈コラム〉intermission
①弁士に見る無声映画の時代 ②暗闇で食べたあの味この味
③極私的映画業界裏バナシ ④試写&記者会見あれこれ
おわりに―街から映画館が消えて行く
北の映像ミュージアムとは
前書きなど
(前略)私にとって、「いつどこの映画館で、何の映画をどんな状況で見たか」が、とても重要である。映画は時代の産物だから、どれほどのヒット作であろうと、時代を経ると色褪せて風化することが多い。しかし、映画をどこの映画館でどんな状況で見たかは、今もしっかり脳裏に刻まれている。
そんな思い出の映画館を中心に、最盛期に53館あった札幌の映画館のから47館を担当した。自分が知らない映画館については、文献と街並み画家の浦田久さん、そして映画ファン誌「ムービー・ファン」編集長の高並真也さんからお話をうかがい、参考にさせてもらった。
また、道内各地の24館に関しては、NPO法人「北の映像ミュージアム」(p.198参照)のメンバー4名(いずれも凄い書き手!)が取材を担当。南は函館から、稚内や根室まで、現地に足を運んでみっちり取材してもらった。
タイトルに〝北海道〟と銘打つ割には、道内映画館の数が足りないけれど、力を尽くしたつもり。愉しみながら読んでもらえれば幸いです。
上記内容は本書刊行時のものです。