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時代小説で読む! 北海道の幕末・維新 鷲田 小彌太(著) - 亜璃西社
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時代小説で読む! 北海道の幕末・維新 (ジダイショウセツデヨムホッカイドウノバクマツイシン) 歴史を愉しむブックガイド (レキシヲタノシムブックガイド)

歴史・地理
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発行:亜璃西社
四六判
縦188mm 横128mm
176ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-906740-06-2   COPY
ISBN 13
9784906740062   COPY
ISBN 10h
4-906740-06-5   COPY
ISBN 10
4906740065   COPY
出版者記号
906740   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年7月
書店発売日
登録日
2013年6月26日
最終更新日
2013年7月26日
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紹介

◆これまで中央に目を向けてきた北海道人が、いま、自らの足元に目を向けはじめています。そうした読者へ向けて、新しいスタイルのブックガイドが誕生しました。
◆歴史ファンに人気の高い、北海道の幕末・維新期を舞台にした時代小説を、北海道出身作家の作品を中心に、幅広くピックアップ。物語を愉しみながら、歴史の流れや時代背景がわかる作品の数々をガイドします。

目次

 序 時代小説の中の蝦夷・北海道
Ⅰ◇豊饒なり、幕末蝦夷・北海道の時代小説
 1 時代小説で「歴史」を味わう
 2 花村萬月『私の庭』―蝦夷から北海道への「転生」記
 3 道産子作家の時代小説を中心に
 4 不破俊輔『シーボルトの花かんざし』―蝦夷幕末前夜のスペクタク
Ⅱ◇敗者と勝者
 1 子母澤寛『蝦夷物語』と「厚田日記」―「敗残者」がゆく
 2 安部公房『榎本武揚』―奇妙なり、武揚
 3 佐々木譲『武揚伝』―なぜ「蝦夷独立」はならなかったのか
 4 三遊亭円朝「椿説蝦夷訛」―蝦夷・幕末時代小説かくはじまりき
 5 丹羽文雄『暁闇』―時代小説は「現代」を写す
 6 蜂谷涼『へび女房』―巧みにエピソードを嵌め込んで
   [コラム] 開陽丸の謎―綱淵謙錠『航』
   【エッセイ】 「幻」の北海道独立論
Ⅲ◇北辺の防備とアイヌ
 1 原田康子『風の砦』―北辺の防備にまつわる人間ドラマ
 2 綱淵謙錠『狄』―樺太領有興亡史が生んだ「流民」
 3 村上元三「蝦夷日誌」と『颶風の門』―蝦夷開拓の本道とは
   [コラム] 時代小説の「文体」
   [コラム] ロシアに脱国した日本の「密偵」
Ⅳ◇開拓の礎―流離と新天地
 1 船山馨『お登勢』―馬産地「静内」前史
 2 本庄陸男『石狩川』―移民開拓団の「武士魂」
 3 寒川光太郎『サガレン風土記』―流刑地・樺太開拓
   [コラム] 『石狩川』は「転向」文学である
   【エッセイ】 時代小説が変える歴史の「見方」
Ⅴ◇探検家、冒険者たち
 1 佐江衆一『北海道人―松浦武四郎』―探検家・武四郎の「全貌」
 2 中津川俊六『北方の先覚 松浦武四郎伝』―「志士」武四郎
 3 吉村昭『間宮林蔵』―新奇心と功名心
 4 北方謙三『林蔵の貌』―剛毅な強者としての林蔵
 5 三浦綾子『海嶺』―帰国できなかった漂流者たち
   【エッセイ】 蝦夷の探検者たち
Ⅵ◇箱舘戦争・異聞
 1 富樫倫太郎『箱館売ります 幕末ガルトネル事件異聞』―蝦夷、売ります
 2 久保栄『五稜郭血書』―紋切り型の箱舘戦記
 3 吉川英治「函館病院」―箱舘戦争サイドストーリー
   [コラム] 富樫倫太郎・箱舘戦争三部作
   【エッセイ】 甦る幕末のヒーロー・土方歳三
Ⅶ◇松前藩・逸聞
 1 宇江佐真理『憂き世店 松前藩士物語』―望郷・松前藩
 2 藤井邦夫『歳三の首』―幕末の松前藩が抱えた両義性
 3 土居良一『海翁伝』―松前藩の起源を問う
   [コラム] 永倉新八―新選組最後の生き証人の「幸運」とは
Ⅷ◇エンターテイメント
 1 佐々木譲『黒頭巾旋風録』―正義の味方、黒頭巾がやってきた!
 2 矢野徹『カムイの剣』―時代考証の行き届いた幕末冒険譚
 3 朝松健『妖変! 箱館拳銃無宿』―箱舘租界の仕置き人
 4 颯手達治『若さま秘殺帳』―もう一つの「若さま」捕物帖
   [コラム] 佐々木譲と幕末活劇四部作
 補 蝦夷・北海道の幕末時代小説をさらに楽しむために
  1 蝦夷・北海道の歴史を知る
  2 司馬遼太郎の幕末時代小説を参照して
  3 豊穣なり、北海道出身作家の時代小説
  4 こんな作家にこんな時代小説を書いてほしい

著者プロフィール

鷲田 小彌太  (ワシダ コヤタ)  (

1942年札幌生まれ。札幌南高を経て、大阪大学文学部哲学科卒、同大学大学院博士課程満期退学。三重短大(法経科)教授を経て、1983年札幌大学教授(哲学・倫理学)、2012年退職。専攻は哲学・思想史。1991年、『大学教授になる方法』がベストセラーに。書評、評論、人生論、読書術、時代小説等、ジャンルをとわずに執筆する。主著は『大学教授になる方法』『昭和の思想家67人』『漱石の仕事論』『本はこう買え!こう読め!こう使え!』『現代思想』『ビジネスマンのための時代小説の読み方』『時代小説に学ぶ人間学―寝食を忘れさせるブックガイド』『佐伯泰英大研究』『坂本竜馬の野望』『定年と読書』『なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか?』『夕張問題』『失われざる1990年代―鷲田小彌太書評集成Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』『父は息子とどう向き合うか』等々、著作は200冊以上を数える。

上記内容は本書刊行時のものです。