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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:22:"地図の中の札幌 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-906740-02-4";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:251:"地図エッセイの名手が、新旧のべ180枚の地図・地形図を駆使して道都の歴史を読み解く! 明治以来140余年におよぶ街の成り立ちと変遷を地図で探索する「札幌タイムトラベル」への誘い。";s:6:"author";s:21:"堀 淳一(著/文)";s:10:"publishers";s:12:"亜璃西社";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:12:"亜璃西社";s:12:"release_date";i:1353423600;}

地図の中の札幌 街の歴史を読み解く

歴史・地理 ラノベ

堀 淳一(著)
発行:亜璃西社

A5判   400頁  上製
定価 6,000円+税

ISBN 978-4-906740-02-4   C0021
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2012年11月
書店発売日 2012年11月21日
登録日 2012年10月31日

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重版情報

2刷 出来予定日:2017-11-07
コメント:刊行から5年―〝幻の書〟がついに復刊! 幻の書と呼ばれた稀覯本の重版が出来。

紹介

地図エッセイの名手が、新旧のべ180枚の地図・地形図を駆使して、道都・札幌の歴史と変遷を読み解く前代未聞の書。沿革略史や吸収された旧町村、鉄軌道系交通、道路・水運など多彩な角度から、明治以来140余年におよぶ街の成り立ちと変遷を地図で探索する「札幌タイムトラベル」への誘い。稀少な5万分1試験地形図を付録にした、オールカラーの贅沢な一冊です。

目次

   はじめに――006
Ⅰ 札幌の沿革略史――009
 1 なぜ北海道の首府に、札幌の地が選ばれたのだろうか?――011
 2 札幌本府から第一期札幌区まで――015
 3 第一期札幌区から第二期札幌区を経て、札幌市まで――032
 4 札幌市の膨張――045
   コラム ◇開拓使の設置は、なぜ明治元年ではないのか? ◇時計台と豊平館 ◇緑に乏しい街・札幌

Ⅱ 札幌市に吸収された旧町村――063
 1 山鼻村――065
 2 円山村・藻岩村・円山町――069
 3 琴似村――070
 4 手稲村――073
 5 篠路村――077
 6 雁来村――084
 7 丘珠村――086
 8 苗穂村――088
 9 札幌村――089
 10 白石村――094
 11 月寒村――100
 12 平岸村・豊平町――101

Ⅲ 地図にみる札幌の鉄軌道系公共交通機関――115
 1 鉄道――117
   (i)函館本線117/(ⅱ)千歳線149/(ⅲ)札沼線(学園都市線)161/(ⅳ) 定山渓鉄道174
 2 軌道――192
   (ⅰ)札幌軌道192/(ⅱ)軽石軌道194/(ⅲ)札幌市街馬車軌道196/(ⅳ) 札幌郊外電気軌道200/(ⅴ)定山渓森林鉄道200/(ⅵ)札幌市電208/(ⅶ)藻岩山ロープウェイ229/(ⅷ)市営地下鉄231
   コラム◇フラッグステーションについて ◇札幌駅余話 ◇「鉄北」という言葉は「差別語」か? ◇札沼線考〈1.学園都市線? 寂寥田園線? 2.学園都市線の大ネック〉 ◇北海道鉄道回想 ◇北海道鉄道回想 ◇定山渓鉄道の想い出 ◇かいま見た、札幌郊外電気軌道 ◇札幌市電の想い出〈1.西線の想い出 2.一中前(現静修学園前)―北大正門前間〉 ◇藻岩山の頂上に展望台は必要か?

Ⅳ 地図にみる札幌の道路・街区・水路と水運――241
 1 道路――243
 2 街区(中心部)――274
 3 街区(周辺部)――281
 4 固有名をもつ道路――291
   (ⅰ)元村街道(丘珠街道)291/(ⅱ)石山通294/(ⅲ)東屯田通・西屯田通294/(ⅳ)行啓通296/(ⅴ)狸小路299/(ⅵ)ミニ大通300/(ⅶ) 裏参道301
 5 水路と水運――303
   (ⅰ)創成川303/(ⅱ)花畔―銭函間の運河305/(ⅲ)新川308/(ⅳ)潰えた昭和期前半の築港・運河計画310

Ⅴ 札幌の風変わり地図――鳥瞰図、変わりもの地形図・市街図、特殊地図――317
 1 鳥瞰図――319
   (ⅰ)北海道石狩州札幌地形見取図319/(ⅱ)明治六年札幌市街之真景324/(ⅲ)石狩支庁管内鳥瞰図326/(ⅳ)支笏洞爺国立公園を背景とせる札幌市観光鳥瞰図327
 2 変わりダネ地形図・地勢図・市街図――337
   (ⅰ)仮製版二〇万分一地勢図337/(ⅱ)暫定版二〇万分一地勢図・その1337/(ⅲ)暫定版二〇万分一地勢図・その2338/(ⅳ)五万分一地形図・試験図342/(ⅴ)二万五千分一地形図「札幌中心部」346/(ⅵ)昭和一一年特別大演習地図349/(ⅶ)カラーマップ札幌市351
3 特殊目的の地形図・市街図(主題図)――354
   (ⅰ)現存植生図354/(ⅱ)四万分一都市化過程図358/(ⅲ)札幌市周辺地質図(主として地震災害対策についての地盤図)362/(ⅳ)土地条件図363/(ⅴ)都市機能図368/(ⅵ)札幌文化地図368/(ⅶ)札幌並木地図370/(ⅷ)土地利用図373/(ⅸ)土地利用図・拡大新版373/(ⅹ)地盤高図373/(ⅹi)ククリなしの札幌市街観光案内図377
   コラム◇もう一つのインカルシュペ ◇デフォルメ礼讃 ◇並ばぬ並木、歯ぬけの並木

     参考文献――382
     地図・図版一覧――386
     施設・団体名索引――391
     地名・道路名索引――397

前書きなど

 筆者は歴史家でも郷土史家でもなく、一介の地図愛好者にすぎない。また元来が不精者である上、前身が文献渉猟の必要性の薄い理論物理屋だったことの後遺症が災いして、図書館通いや古書店あさりが大の苦手である。
 というわけで、まっとうな札幌の歴史を書く能力も資格もない。それに、まっとうな歴史としてはすでに「札幌区史」、「札幌市史」ほか、それこそ歴史・郷土史の専門家の書かれた本がちゃんとあるのだから、今さら私の出る幕はないわけだ。
 だとすれば、不得手なことを無理に頑張って中途半端で生半可な札幌史を書くよりもむしろ、開き直って私の地図好きと私的嗜好を生かして、私が地図から読み取った自分にとって興味の持てる札幌の諸相を、手もとにある資料からの情報を適宜加味しながら私流に盛付けたほうが、はるかにいい。
 と考えて書いたのがこの本である。つまり「地図の中の、そして私の中の」札幌、というわけである。(後略)
(「はじめに」より)

版元から一言

幼少期から札幌で育ち、今も札幌で暮らす著者が、自らの記憶を重ねあわせながら、明治初期に人工的に作り出された都市・札幌の成り立ちから変遷までを、地図・地形図を駆使して読み解きます。
【本書の三大特色】
◇新旧のべ180枚の地図・地形図をオールカラーで収載
◇地図エッセイの名手が地図で道都140余年の歴史を探索
◇特別付録に希少な試験図(5万分1地形図「札幌」)を収録

著者プロフィール

堀 淳一(ホリ ジュンイチ)

1926年、京都府に生まれ、1935年、札幌に移住。北海道大学理学部卒業後、同大学低温科学研究所助手等を経て、物性物理学・統計力学・数理物理学を専攻。理学博士。1980年まで同大学理学部教授として主に物理の研究・教育に従事。同年、人生二毛作に向けて大学を退職し、エッセイストに転向。
小学生のころから地図の美しさに魅せられ、放浪を趣味とする。1960年代より地形図を手に全国の旧道、廃線跡、産業遺産などを歩く旅をスタート。地図と旅の愛好者の集まり「コンターサークルS」を主宰。現在も各地を精力的に歩き続ける。1972年、『地図のたのしみ』(河出書房新社)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。北海道大学名誉教授。『地図を歩く』(河出書房新社)、『地図のワンダーランド』(小学館)、『地図で歩く古代から現代まで』(JTB)、『消えた街道・鉄道を歩く地図の旅』『にっぽん地図歩きの旅 古道、旧道、旧街道』(各講談社+α新書)、『忘れられた道 完』(北海道新聞社)、『サッポロこぼれある記―北の街の空のひろがり』(そしえて)、『エントロピーとは何か―でたらめの効用』(講談社ブルーバックス)、『スイス温泉紀行』(共著・作品社)など、地図・鉄道・旅行・物理学に関する著書が多数ある。

上記内容は本書刊行時のものです。