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権力と音楽
アメリカ占領軍政府とドイツ音楽の「復興」
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年7月1日
- 書店発売日
- 2019年7月1日
- 登録日
- 2019年6月10日
- 最終更新日
- 2020年12月29日
書評掲載情報
2019-10-20 | 毎日新聞 朝刊 |
2019-07-28 |
産經新聞
朝刊 評者: 岩田温(大和大学専任講師) |
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紹介
ドイツの「音楽の戦後処理」とはなんであったのか:芸術と政治の一断面。
目次
はじめに
第1章 瓦礫と音楽――崩壊の中からの再生
第1節 瓦礫の中からの文化的再生
第2節 「二〇世紀」という瓦礫の再構築――ボリス・ブラッハー
第3節 精神的廃墟の中からの再生――カール・アマデウス・ハルトマン
第4節 リヒャルト・シュトラウスとアメリカ占領軍政府の二面的関係
第5節 現実逃避と過去の記念碑建立――リヒャルト・シュトラウス
第2章 音楽の監視――アメリカのドイツ占領とドイツ音楽
第1節 音楽の非ナチ化、音楽を通じた非ナチ化
第2節 占領軍政府による音楽への介入
第3節 ベルリンにおける米ソによる音楽環境「正常化」策の展開
第4節 音楽における非ナチ化政策の曖昧さ
第5節 アメリカ音楽導入の模索
第6節 非ナチ化、「アメリカ」の売り込み、音楽芸術の価値、冷戦
――四つの要素の複合体としてのアメリカの音楽政策
第3章 音楽におけるアメリカとドイツの対面
――アメリカ占領当局による「アメリカ音楽の売り込み」とドイツ再教育
第1節 メニューインのドイツ訪問
第2節 「音楽家訪問プログラム」
第3節 「音楽家訪問プログラム」の限界
第4節 冷戦と音楽文化復興のための諸策
第4章 音楽の非ナチ化 -- ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の復興
第1節 ベルリンフィルハーモニーの来歴
第2節 ドイツ降伏直後のベルリンフィルハーモニー
第3節 ベルリンフィルハーモニーの非ナチ化
第4節 音楽の非ナチ化と音楽担当官の権力
第5節 フルトヴェングラー問題
第6節 作品の非ナチ化――「退廃音楽」の再導入
第5章 ラジオ放送を通じた音楽の非ナチ化
第1節 ドイツ占領の中のラジオ放送
第2節 アメリカ軍占領地区放送局(RIAS)
第3節 音楽の再ナチ化?
第4節 ベルリン封鎖とRIAS
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。