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田舎日記/一写一心
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年1月
- 書店発売日
- 2015年12月25日
- 登録日
- 2015年12月9日
- 最終更新日
- 2016年2月10日
紹介
●田舎日記シリーズ第2弾!
「田舎」とは、自然に囲まれた中で人々が喜怒哀楽とともに暮らしている場所。「地域消滅」が取り沙汰されている今こそ、「田舎」や郷土に眼を向けることが大事なのではないか──。
かつて京都(みやこ。福岡県)とされた地に住まい、地域に埋もれ忘れられている歴史や人、世相について、「田舎日記」として1000文字エッセイを書き綴ってきた光畑氏。一方、長年地域の郵便局に勤務、局長時代に脳梗塞で倒れたものの、リハビリを兼ねた写真撮影にて各地に自然風景・祭り・花などを尋ね、遠くアラスカへのオーロラ撮影行まで果たした木村氏。
“みやこ”に住まう二人のエッセイ108話・写真108点を見開き交替で併録した、味わい深いコラボレーション。
前書きなど
「はじめに」 光畑浩治
ここに「田舎日記」シリーズとして二冊目の本を出すことになった。
写真家・木村尚典さんとの共著。文と写真のコラボで、写真のタイトルは「一写一心」を提案、了解いただいた。今回は装丁というより本のカタチに拘った。/文の「田舎日記」は縦組みで右開き、写真の「一写一心」は横組みで左開き、その左右を合わせて一冊の本にする冒険を試みた。成果は、如何にだが……。(略)
カメラは、一瞬に、心を込めて、対象を写す。シャッター・チャンスを待つ場所探しに各地を歩き廻る、体の酷使が体を快復させるなど、カメラが彼を誘い、素晴らしい写真が一枚一枚増えていった。(略)
「田舎日記」は、日々の出来事や、地域に埋もれ忘れられていることなど、落穂ひろいをするように拾って記す、そんな一〇八話を載せた。煩悩の数だ。その文に、彼は一〇八枚の写真を選んだ。文と写真との繋がりはないが、木村さんの写真には心洗われる。一文、一文が写真一枚、一枚に救われる気持でいっぱいだ。まさに“心を写す”写真家・木村尚典のシャッターを押す力に感謝だ。/木村さんと心の繋がる本、それも左右合体の特異本が出来上がった。
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「序」より抜粋 NPO法人まちネット人ネット九州代表 北村速雄
「田舎日記」と言いながらその対象地域は京築にとどまらず、時には世界的な広がりさえみせる。森羅万象、光畑さんの綱(手では小さすぎる)にかかると全てが題材となるが、人物への迫り方は勘所をきちんと押さえ、とても参考になる。
巷では日本全体の人口が減少する二〇四〇年問題が注目され、地域消滅の恐れのある地域が日豊沿線でも確認されている。地域を消滅させてはならない、地域には様々なお宝の存在がこの本に網羅されており、人だけにとどまらないことがわかる。
知ることによって先人たちに思いをはせ、地域を愛し豊かな心で生きていける、そんな本である。
上記内容は本書刊行時のものです。