書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
変転の坂道 ―相場と私
- 出版社在庫情報
- 絶版
- 初版年月日
- 2018年6月
- 書店発売日
- 2018年6月23日
- 登録日
- 2018年5月16日
- 最終更新日
- 2020年7月3日
紹介
相場で大儲けをしたら、結婚して大きな家を建て、田舎の母を呼び寄せるんだ…筆者のその夢は一瞬で打ち壊された。小豆相場の大失敗で菓子職人という職を失い、恋人とも別れることを余儀なくされる。
そこから職を転々とするが、投資の夢は枯れることはなかった。いかにして相場と株につき合えば良いのか、現在利益を出せるようになった筆者が、心斎橋大学に入学して文章の書き方を勉強し、幼いころから七十八歳の今日までを書き綴った。
子供のころ、九死に一生を得るということが三度もあった。多くの不運と失敗の繰り返しの中に、小さな幸運を呼ぶ何かが光る。
筆者は学歴もなく不器用で、誇れるものは何もないと言う。果たしてそうだろうか。夫が書くこの本の原稿を清書し続けた妻は、夫の変転の坂道を堅実な晩年へと導いた。この本は筆者の、いやこの夫婦二人の人生を賭けた、尊い共同の一作と言えるかも知れない。
目次
はじめに
第一章 九死に一生・就職
第二章 南海堂・出逢い
第三章 運送会社・結婚
第四章 金融業
第五章 生命保険会社
第六章 警備会社
第七章 私の好奇心
第八章 選挙出馬
第九章 帰郷
第十章 金婚式
第十一章 相場と私
あとがき
版元から一言
いつか大もうけして、結婚して大きな家を建て、田舎の母を呼び寄せる、その思いから相場への投資は始まった。学校卒業後、菓子店、運送会社、生命保険会社と職を転々としながらも、投資の夢は潰えることはない。小豆相場で失敗したものの、金相場では利益を得た。バブル崩壊は乗り切れたが、リーマンショックでは「損切り」を行う事に。この本で語る波乱の経験から、いかにして相場と株につき合えば良いのかそのヒントが見えてくる。「目先の利益を追いかけないことが大事」「妻に渡す生活費は何が何でも守る」など、筆者のシンプルで真っ当な生き様が共感を呼ぶ。
上記内容は本書刊行時のものです。