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止められるか、俺たちを
- 書店発売日
- 2018年10月10日
- 登録日
- 2018年8月1日
- 最終更新日
- 2018年10月23日
重版情報
3刷 | 出来予定日: 2018-11-10 |
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紹介
1969年、原宿セントラルアパート。
暴力と性の過激な描写とともに時代や社会を撃つ作品を量産し
若者たちを熱狂させていた若松プロダクション。
その梁山泊に迷い込んだのは一人の助監督志望の女性だった。
1969年から1971年という、
若松プロのいわゆる「黄金期」を描きながら、
噴出していく生の衝動をフィルムに焼き付けたのは、
若松プロ出身の白石和彌。
助監督めぐみを門脇麦が、若松孝二を井浦新が怪演した。
若松監督没後6年目に、監督ゆかりのキャストスタッフが集結し、
若松プロダクションが再始動した。
本書は、若松プロ新作「止められるか、俺たちを」の作品を
さまざまな角度から照射することを試みた公式ガイドブックである。
白石、門脇、井浦に加え、今回音楽を担当した曽我部恵一のインタビュー、
篠原勝之、吉田伊知郎、四方田犬彦、佐藤信の寄稿、
初期若松プロをつくりあげた、足立正生、秋山道男、高間賢治、荒井晴彦ら
レジェンドたちによる辛口炸裂の座談会や、撮影日記、
若松プロ年表から注釈つきの完成台本まで。
観てから読むか、読んでから観るか!
目次
撮影日記
白石和彌インタビュー「吉積めぐみは僕だった」
寄稿・篠原勝之「新宿の夏」
寄稿・四方田犬彦「ゆけゆけ二度目のめぐみ」
門脇麦インタビュー「アウェイ感を突き抜けて」
寄稿・吉田伊知郎「助監督・吉積めぐみ」
井浦新インタビュー「最大の愛情で最高のギャグを」
寄稿・佐藤信「紫煙のゆくえ」
曽我部恵一インタビュー「独り相撲の暴発のその連続」
俳優座談会 大西信満×岡部尚×安部智凛「若松プロを演じるという圧」
若松プロ年表
対談 足立正生の娘×若松孝二の娘「人間として惚れ抜いた父」
レジェンド座談会 足立正生×秋山道男×高間賢治×荒井晴彦×井上淳一
「お前ら結局何を描きたかったの」
完成台本 井上淳一
版元から一言
若松孝二を井浦新が怪演。
体型も風貌も何もかも違うのに!?どうやって!?
と思われた人も多いだろう。
ところが、撮影現場に出現したのは
もはや当時35歳だった若松孝二その人だった。
若松プロダクション新作・白石和彌監督作品
「止められるか、俺たちを」はいかにして生まれたのか。
そこに描かれたもの、あるいは描きつくせなかったものは何なのか。
辛口レジェンド座談会から娘が語る足立正生像まで、
この作品をあらゆる方位から照射しました。
上記内容は本書刊行時のものです。