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女たちの声
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年6月14日
- 書店発売日
- 2019年6月15日
- 登録日
- 2019年5月21日
- 最終更新日
- 2019年6月17日
書評掲載情報
2019-07-06 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
〈言語環境〉に潜む、性差の力学を問う。スタール夫人、ラーエル・ファルンハーゲン、ハンナ・アレント、ボーヴォワール、マルグリット・デュラス、コレット、ヴァージニア・ウルフ──。仏文学・ヨーロッパ地域文化研究者の刺激に満ちたエッセイ集。
羽鳥書店HPで連載された「人文学の遠めがね」15編(「ベンジャミン・フランクリンの恋文」「二本のネクタイ あるいは男女格差について」「性差のゆらぎ」「両性具有──排除的分類ではなく」「わたしたちの社会的アイデンティティを剥奪しないでください──選択的夫婦別姓」「大江健三郎と女性」「女のエクリチュール」等)と、書下ろし100枚「〈声〉と〈書くこと〉をめぐって──デリダ/スタール夫人/アレント」を収録。
目次
人文学の遠めがね
I ベンジャミン・フランクリンの恋文 その一
II ベンジャミン・フランクリンの恋文 その二(KYのメモ)
III 二本のネクタイ あるいは男女格差について
Ⅳ 性差のゆらぎ
Ⅴ 両性具有──排除的分類ではなく
Ⅵ わたしたちの社会的アイデンティティを剥奪しないでください──選択的夫婦別姓
Ⅶ 女たちの声
Ⅷ 続・女たちの声──六七年の記憶
Ⅸ 「性愛」と「おっぱい」
X 元祖は皇帝ナポレオン?
X I 大江健三郎と女性(一)──contemporaineであるということ
X II 大江健三郎と女性(二)── 政治少年のéjaculation
X III 大江健三郎と女性(三)──「全小説」とfictionとしての「小説家」
XⅣ 女のエクリチュール
XⅤ ゼラニウムの微かに淫靡な匂い──続・女のエクリチュール
〈声〉と〈書くこと〉をめぐって──デリダ/スタール夫人/アレント
「あとがき」にかえて
版元から一言
文学評論を通しながら、現代のアクチュアルな状況に鋭く切り込み、女性がおかれた環境を露わにしていく、力強いエッセイです。
上記内容は本書刊行時のものです。