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どうぶつのことば 鴻池 朋子(著/文) - 羽鳥書店
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どうぶつのことば (ドウブツノコトバ) 根源的暴力をこえて (コンゲンテキボウリョクヲコエテ)

芸術
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発行:羽鳥書店
A5判
384ページ
上製
価格 3,400円+税
ISBN
978-4-904702-63-5   COPY
ISBN 13
9784904702635   COPY
ISBN 10h
4-904702-63-8   COPY
ISBN 10
4904702638   COPY
出版者記号
904702   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年9月
書店発売日
登録日
2016年7月12日
最終更新日
2016年9月1日
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書評掲載情報

2016-12-25 朝日新聞  朝刊
評者: 大竹昭子(作家)
2016-10-30 朝日新聞  朝刊
評者: 大竹昭子(作家)
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重版情報

2刷 出来予定日: 2018-12-18
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紹介

人間の思索のみに閉じるアートに、皮膚の森から啼き声があがる。
芸術の始まりに立ち戻り、人間がものをつくることを問い直す。

◎リマッピング日比谷プロジェクトシンポジウム
「都市と森の境界に現れるアート」
人間と動物の境界に出現するアート 矢野智司(教育人間学)
「人間の向こう側」へ 石倉敏明(芸術人類学)
つくれないアーティスト 鴻池朋子
トークセッション 矢野智司×石倉敏明×鴻池朋子

◎対話の旅
「贈与」と「交換」 矢野智司(教育人間学)×鴻池朋子
初めてつくるもの 吉川耕太郎(考古学)×鴻池朋子
同じものではいられない 村井まや子(比較文学・おとぎ話研究)×鴻池朋子
夜の山を歩く子 福住廉(美術評論家)×鴻池朋子

◎鴻池朋子 書下ろし
風が語った昔話/描くことも食べることも/想像力/動物、猟/動物の言葉を借りにいく/物語るテーブルランナー/地球の断面図/ある三匹の語り/皮緞帳をくぐり

目次

[主要目次]

風が語った昔話
描くことも食べることも

I  あたらしい声
人間と動物の境界に出現するアート  矢野智司
人間の彼方へ  石倉敏明 
つくれないアーティスト  鴻池朋子 
トークセッション  矢野智司×石倉敏明×鴻池朋子

II ダイアログの旅
「贈与」と「交換」  矢野智司×鴻池朋子 
初めてつくるもの  吉川耕太郎×鴻池朋子 
同じものではいられない 村井まや子×鴻池朋子
夜の山を歩く子  福住廉×鴻池朋子

III どうぶつのことば
想像力
動物、猟
動物の言葉を借りにいく
物語るテーブルランナー
地球の断面図
ある三匹の語り
皮緞帳をくぐり

前書きなど

 素直に自分の知らない多くのことを他者に投げかけ対話してみたいと思った。もっと豊かに学び、タフな手触りを獲得したいと思った。わからないことだらけのヤワな自分を、一からたたき直したかったのだ。振り返ってみるとこの対話とは、字を読むことが苦手な私にとって、なんと原始的でしかも非常に合理的な勉強方法であっただろうかと思う。
 この本は、対話してくださった方々の貴重な語りと、そこから新たなものがどのように目覚めていったのか、そのような動的なものを掴もうとするする本である。
――鴻池朋子「描くことも食べることも」より

版元から一言

『どうぶつのことば──根源的暴力をこえて』(羽鳥書店)刊行記念

鴻池朋子 × 矢野智司 トークイベント

「人間がつくってきた動物というイメージ、《皮緞帳》の鼓動をきく」

日時 9月25日(日)18:00~(開場17:30)
会場 青山ブックセンター本店
料金 1,080円(税込)
定員 50名

展覧会「根源的暴力」が巡回中のアーティスト・鴻池朋子による、対話と書下ろしを収めた著作『どうぶつのことば』が9月初旬に刊行されます。昨年の神奈川県民ホールギャラリーでの展示は作品集『根源的暴力』としてまとめられましたが、今回の著作は、とりわけ東日本大震災以降、自然界における人間の境界を「人間はものをつくる」という観点から問い直し、アーティストとしての矛盾を、他者に投げかけるかたちで再度模索していく過程が、さまざまな専門家との対話や書下ろしを通して、赤裸々に語られています。

申込先 ⇒ http://www.aoyamabc.jp/event/imageofanimal/

著者プロフィール

鴻池 朋子  (コウノイケ トモコ)  (著/文

1960年秋田市生まれ。東京芸術大学日本画専攻卒業後、玩具と雑貨の企画、デザインの仕事に携わり、その後絵画、彫刻、アニメーション、絵本などの手法を駆使したインスタレーションで現代の神話を描き続ける。近年では、海外でのグループ展の他、ワークショップも国内外で多数開催。秋田では「東北を開く神話展」、人間と野生の境にある秋田県森吉山避難小屋での「美術館ロッジ」、歴史には記されない現代の民俗を記録する「物語るテーブルランナー」などの継続的なプロジェクトを行い、一方で、開発と地形の問題からパブリックアートの制作を続ける。
「根源的暴力」(神奈川県民ホールギャラリー、2015年)の巡回展、「根源的暴力Vol.2 あたらしいほね」が群馬県立近代美術館で開催中(~8/28)。

上記内容は本書刊行時のものです。