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さわやかに死を見つめる80の話
僧侶に学ぶ生き方・死に方のヒント
- 初版年月日
- 2009年7月
- 書店発売日
- 2009年7月27日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2014年10月9日
目次
目次
はじめに――毅然として生き、悠然と死んでいくために 3
一 花は散り際、役は引き際、人は死に際
1 まず、「四門出遊の教え」を見据えること 16
2 人生は思うようにいかないもの 18
3 一切のものは無常であり、不変のものはない 20
4 「毎日が失せ物探し」でもいいじゃないか 22
5 身につまされる仙厓和尚の老人六歌仙 24
6 欲を離れた清らかな老い方 26
7 「君子は八をよくす」おおらかさが大切 28
8 人間五十年、夢幻のごとくなり 30
9 「福の神」と「貧乏神」の意味するもの 32
10 死に際をさわやかにしてくれるものとは何か 34
二 死、そして旅立ちの意味するもの
1 すべての動植物は無差別平等である 38
2 死の不安定を克服する智慧 40
3 生きるもの死ぬものすべては・・・・・・ 42
4 死は終わりではなく、魂の美しい昇華 44
5 死、そして旅立ち、あなたは・・・・・・ 46
6 極楽に往生する道がある 48
7 一蓮托生の本当の意味 50
8 極楽は、みんな身にある 52
9 死は、四大の分離にすぎぬ 54
10 「永遠に生きること」とはどういうことか 56
三 死ぬことは、日々精いっぱい生きること
1 ただひとときの夢のたわむれ 60
2 世のすべてがのことは因縁にすぎない 62
3 清貪の中にも悠々と生きる覚悟 64
4 人の評価は死んでからないと分からん 66
5 「夢」の意味するもの 68
6 生きているときに「空」に生きるべし 70
7 十五対一の真実 72
8 死んでも滅びないもの 74
9 死後の始末を託す涅槃金 98
10 人生の後片付けをしておくこと 100
五 身を任せて生きるということ
1 悟り得て生死の思いを超脱したおおらかさ 104
2 自分の死を予告して、見事に果てる 106
3 大吽一声の見事な最後 108
4 遊女の遷化 110
5 遺偈に日付を入れる 112
6 西郷南州の遺偈にみる覚悟 114
7 坐禅したまま死に、立ったま死んだ師弟 116
8 流れに随って去れ 118
9 明日、閻魔大王のために赴く 120
10 死ぬる時節は、死ぬるがよく候 122
六 生と死を離れた「空」の生き方
1 百年もたてば一枚になる 126
2 「ちりぬるをわか」の教示とは 128
3 心頭を滅却すれば火も自ら涼し 130
4 もし、極楽を通り過ぎては 132
5 死にとうない、死にとうない 134
6 物を活かして自分も生きよ 136
7 禅と経験は水と波のごとし 138
8 わが失えば、他が得る 140
9 薬病相い治す 142
10 思いを捨てされば自由を得られる 144
七 死んでも生きる「凛」とした生き方
1 老いて学べば、死して朽ちず 148
2 うちわ片手に入滅 150
3 捨てて生きる漂白の生き方 152
4 冷熱は生道人の知るところにあらず 154
5 死して閻魔大王を驚殺す 156
6 一世一代の死に場所を得た愉快 158
7 正三は死すとなり 160
8 四大分離して、どこに向かってか去る 162
9 全身脱去す 164
10 おれは真っ先に地獄に落ちるよ
八 倬むこころ
1 恩を棄てて無為に入る 170
2 自然のすべてが手向けだ 172
3 雑音でも満ち足りた漂白の一生 174
4 無学な者ほど大往生する 176
5 精いっぱい泣くことで功徳になる 178
6 死ぬことは差別や分別を絶した境地だ 180
7 苦界に沈んだ心中者の亡霊の訴え 182
8 いわぬ、いわぬ 184
9 願わくは、永久に苦界に沈まんことを 186
10 四弘の誓願は、われらの本誓 188
上記内容は本書刊行時のものです。