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女王卑弥呼が都した邪馬台国に到る 宮﨑 照雄(著/文) - 三重大学出版会
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女王卑弥呼が都した邪馬台国に到る (ジョオウヒミコガミヤコスルヤマタイコクニイタル)

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四六判
231ページ
上製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-903866-51-2   COPY
ISBN 13
9784903866512   COPY
ISBN 10h
4-903866-51-3   COPY
ISBN 10
4903866513   COPY
出版者記号
903866   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年4月25日
書店発売日
登録日
2019年4月25日
最終更新日
2021年4月21日
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紹介

倭国の女王卑弥呼と狗奴隷国王卑弥弓呼との不和。それを契機とした北九州の争乱。諜略や係争を含んだ全3部を通して記紀神話の原型が明らかになる。

第1部女王卑弥呼の都する邪馬台国に到る。
 『魏志』倭人伝の新読解による卑弥呼の邪馬台国の比定。朝鮮から倭国にわたる船中にて、一行が見聞し た九州北岸の諸国の位置を壱岐沿岸から「順次読み」の叙述スタイルで記述したものと読解した。

第2部「卑弥呼以死」を考える。
 倭国の女王卑弥呼と狗奴隷国王卑弥弓呼との不和。それを契機とした北九州の争乱。諜略や係争を含んだ 外交努力の痕跡をたどり、卑弥呼の死の葬礼と争乱の収束を壮齢とを以て収束する係争の終わりを説く。 
第3部 記紀神話に見る『魏志』倭人伝外伝
 倭国の女王卑弥呼と狗奴隷国王卑弥弓呼との不和を天照神話の原型とする。天照の孫の饒速日命と物部一 族の東遷が神武東征の原型であり、真の意味での天孫光臨となると解く。

目次

掲載目次
緒言 Ⅰ女王卑弥呼の都する邪馬台国に到る
 第1章 魏の返礼使節団の来訪
第2章 「順次読み」の筆法
第3章 「南至邪馬台国女王之所都十日陸行一日」
第4章 女王の都する所の「邪馬臺國」を考える
第5章 「邪馬臺國」へのアプローチ
第6章 「邪馬臺國」はここだ!
第7章 黒歯国はどこか?
第8章 「自郡至女王國萬二千余里」「計其道里當在會稽東治之東」
第9章 「計其道里當在會稽東治之東」と邪馬台国在近畿説
第10章 「南至投馬國水行二十日」
第11章 『魏志』倭人伝の一誤植を諒解すれば邪馬台国に確実に到る  
Ⅱ「卑弥呼以第1章死」を考える
  第1章 建武中元二年の倭奴国王の朝賀
第2章 志賀島における金印秘匿の謎を解く
第3章 倭國乱相攻伐歴年 乃共立一女子為王名曰卑弥呼」
第4章 「倭女王卑弥呼與狗奴隷國男王卑弥弓呼素不和」
第5章 「卑弥呼以死」
第6章 「大作塚 徑百余歩徇葬者奴婢百余人」
第7章 「復立卑弥呼宗女壹與年十三為王」
Ⅲ記紀神話にみる『魏志』倭人伝外伝
  第1章 女王即位前の卑弥呼と卑弥弓呼
  第2章 『魏志』倭人伝「卑弥呼以死」と記紀神話の天石戸隠れ
第3章 台与の政治
第4章 天照大神の孫の饒速日命と物部一族の東遷(真の天孫降臨)
第5章 台与の死と宇佐神宮 
第6章 出雲国の須佐之男命

前書きなど

女王卑弥呼の都は山麓の丘陵にあり、古代日本人は「丘陵」を倭言葉で「山台」=「耶麻台」と読んだ。その「やまたい」を陳寿は卑字を借字して「邪馬台」と箸した。では女王卑弥呼が都した丘陵はどの山麓にあったのか。

著者プロフィール

宮﨑 照雄  (ミヤザキ テルオ)  (著/文

<著者略歴>宮﨑照雄(みやざき てるお)
1949年 三重県生まれ  
東京大学大学院農学系水産学修士修了 農学博士(東京大学)
三重大学名誉教授
三重県立大学水産学部、三重大学水産学部、三重大学生物資源学部にて魚の病気を教育・研究してきた。
著書・論文多数。古代史著書・『三角縁神獣鏡が映す大和王権』 梓書院 2010年・『日向国の神々の神蹟巡礼』スピリチュアルひむか観光協議会刊 2017年・論文「神武は鯨を見たか? -神武東征と神武歌謡を考える」(『季刊 邪馬台国』131号)

上記内容は本書刊行時のものです。