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3・11後の思想家25
別冊大澤真幸THINKING「O」
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2012年1月
- 書店発売日
- 2012年1月13日
- 登録日
- 2011年12月5日
- 最終更新日
- 2012年1月5日
紹介
大澤真幸が撰ぶ、いま・これから読むべき思想家25人。
「リスク社会」のウルリッヒ・ベック、「災害ユートピア」のレベッカ・ソルニット、さらには、高木仁三郎、レイチェル・カーソンら3.11以後、まさにいま求められ読み返されるべき思想家たちを取り上げる。ハイデガー、カント、レーニンらも、あらたな読み直しが迫られる思想家として取り上げ、その思想の真価を探る。来るべき未来を掴みとるために、繙くべき書物は何か? その答えがここにある!
取り上げた思想家25人
◎ウルリッヒ・ベック◎ニコラス・ルーマン◎ジャン=ピエール・デュピュイ◎ジョルジュ・アガンベン◎レイチェル・カーソン◎J=J・ルソー◎レベッカ・ソルニット◎マルティン・ハイデガー◎レーニン◎ロールズ◎ギュンター・アンデルス◎マルセル・モース◎ハンス・ヨナス◎ハンナ・アレント◎バーナード・ウィリアムズ◎ティム・インゴルド◎エマニュエル・カント◎チャールズ・テイラー◎汪暉◎高木仁三郎◎見田宗介◎柄谷行人◎網野善彦◎今村仁司◎九鬼周造。
執筆者は、◉大澤真幸◉武田徹◉北田暁大◉丸川哲史◉柳澤田実◉橋本努◉高澤秀次◉山田登世子ほか
目次
3・11後に思想家を読む 夢よりも深い覚醒のために大澤真幸
ジャン=ジャック・ルソー「市民」であるとはどういうことか?上野大樹
イマヌエル・カント「小さきもの」の定言命法蓮尾浩之
ウラジーミル・イリイチ・レーニン電気の誕生とカーニヴァル今田勝規
マルセル・モース挑戦としての贈与倉島哲
九鬼周造偶然性の哲学小倉敏彦
マルティン・ハイデガー地球に人殺しではなく詩人として住むために和田伸一郎
ギュンター・アンデルス「時代おくれの人間」として在ることとは加藤裕治
ハンス・ヨナス震災以後の社会で果たすべき「責任」とは蓮尾浩之
ハンナ・アーレント政治と生命/生活の再定義にむけて高谷幸
レイチェル・カーソン「べつの道」の可能性木村純
ジョン・ロールズロールズ正義論の「救済」西川純司
ニクラス・ルーマン「経験主義」のラディカリズム北田暁大
網野善彦「無縁」の否定を超えて中森弘樹
バーナード・ウィリアムズ道徳における運吉川浩満
チャールズ・テイラー世俗社会の苦難を直視する橋本努
見田宗介〈三代目〉の社会へ大澤真幸
高木仁三郎3・11を予言した市民科学者の両義性武田徹
ジャン=ピエール・デュピュイ灰をかぶったノアに人々は協力する大澤真幸
柄谷行人『世界史の構造』――3・11後の思想的射程高澤秀次
今村仁司贈与と負い目の哲学山田登世子
ジョルジュ・アガンベン新たな例外状態と「剥き出しの生」鵜飼大介
ウルリッヒ・ベックリスク社会と福島原発事故後の希望柴田悠
ティム・インゴルド「生きていること」から始める柳澤田実
汪暉「アジア想像」の時代へ丸川哲史
レベッカ・ソルニットユートピアの可能性菊池哲彦
上記内容は本書刊行時のものです。