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プリントミュージック2010楽譜作成ガイド
基礎から応用までよくわかる
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2010年3月
- 書店発売日
- 2010年3月12日
- 登録日
- 2010年3月12日
- 最終更新日
- 2019年12月3日
紹介
世界中で業界標準として支持されている楽譜作成ソフトウェアの最高峰「Finale」のライトバージョン、PrintMusic2010(プリントミュージック2010)。本書は、このソフトで楽譜を作っていくための基本から応用テクニックまで丁寧に解説しています。このソフトは、多彩な音符入力方法、調号・音部記号・レイアウトなど様々な項目の編集、市販の楽譜のように高品位な出力、作成した楽譜をいきいきと再現するHumanPlaybackによる楽譜再生など多彩な機能をもっています。また、メモ感覚でフレーズを楽譜に残したり、音で確認しながら編曲のアイディアを発展させたりと、さまざまな場面で活用できるWindowsとMacに対応したソフトウェアです。本書は実際に、このソフトを生徒に教えている指導者達が書いているので、どこでつまずくか、どこを疑問に思うか等を考えながら書かれています。ぜひパソコンの横に置いて活用してください。なお、2010年はショパン生誕200年のショパン・イヤーであることを記念して、参考譜例はオールショパンで作られています。
目次
準備編
ウォーミングアップ
1.PrintMusicを起動しよう
2.ファイルを開いてみよう
3.画面の説明
4.音符を入力してみよう
5.休符を入力してみよう
6.ファイルを閉じる
基本編
■楽譜を作ろう
1.音符入力の基本・その1《ノクターン》第2番
1)新規ファイルを開く
2)ファイルを保存する
3)音符を入力する-ステップ入力(キーボード入力)
4)付点音符を入力する-ステップ入力(キーボード入力)
5)タイを入力する-ステップ入力(キーボード入力)
6)休符を入力する-ステップ入力(キーボード入力)
7)音符(休符)をまとめて消す
8)音符を入力する-高速ステップ入力
9)付点、タイの入力-高速ステップ入力
10)休符を入力する-高速ステップ入力
11)臨時記号の付いた音符を入力する
12)親切臨時記号を入力する
13)装飾音符を入力する
14)楽譜をプレイバックする
15)音符を修正する
2.音符入力の基本・その2《華麗なる大円舞曲》
1)和音を入力する
2)複声部の入力
3)コピーを活用する
4)臨時記号を隠す
5)連桁でつなげる(連桁を切り離す)
6)反復小節線を入力する
7)1、2番括弧付きの反復小節線を入力する
8)1、2番括弧の位置や長さを調整する
9)小節を追加(または挿入)する
3.レイヤーを使った入力の詳細《プレリュード》op.28-8 イ長調
1)小節の途中から声部を分ける-ステップ入力(キーボード入力)
2)レイヤーとタイの関係
3)符尾の向きを反転する
4)休符を隠す
5)タイの向きを反転する
6)休符の位置を調整する
4.連符と記号の入力・その1《華麗なる大円舞曲》
1)ファイルを開く
2)3連符を入力する
3)3拍子の設定と連桁
4)五線の途中で音部記号を変える
5)曲の途中に新しい調号を入力する
6)スタッカートを入力する
7)スタッカートをまとめて入力する
8)(スタッカーティッシモ)を入力する
9)アクセント記号を入力する
10)スラーを入力する
11)トリル記号を入力する
12)新しい調号の前を複縦線に変更する
5.連符と記号の入力・その2《即興曲》Op.29、《幻想即興曲》
1)3連符を続けて入力する-ステップ入力の場合
2)3連符以外の連符の入力-6連符を入力する
3)6連符を続けて入力する-ステップ入力
4)連符の数字と括弧を消す
5)(ダブルシャープ)を入力する
6)pやfなどの強弱記号を入力する
7)クレッシェンドやデクレッシェンドを入力する
8)オクターヴァ・ラインを入力する
9)速度標語を入力する
10)速度標語の演奏テンポを設定する
11)「cresc.」を入力する
12)「sempre legato」を入力する
13)プラルトリラーとペダル記号を入力する
14)アルペジオ記号を入力する
6.歌詞やコードネームを入力しよう《好きな場所》
1)歌詞を入力する
2)2番の歌詞を入力する
3)歌詞のフォント、サイズを変更する
4)歌詞の位置を調整する
5)コードネームを入力する
6)分数コード
7)コードネームの位置を調整する
7.キレイにレイアウトして印刷しよう
1)画面を拡大(縮小)表示する
2)ページ・サイズ
3)五線サイズ
4)小節の移動
5)五線間隔の距離
6)組段を均等に配置する
7)サブタイトルを入力する
8)作曲者名を入力する
9)フォントやサイズを変更する
10)印刷する
上級編
■オーケストラ・スコアにチャレンジ
1.五線を準備する
1)楽器の並び順
2)括弧の設定
3)移調楽器パート
2.入力ステップ・アップ・テクニック
1)[スクロール表示]と[ページ表示]
2)まとめて音符を移動する
3)リハーサルマークを入力する
4)選択ツールをもっと活用する
5)右クリックを活用する
3.高度なレイアウト
1)休みの続くパートを省略する
2)組段セパレータを配置する
4.パート譜を作ろう
1)パート譜作成の前に
2)パート譜を作成する
5.いろいろな保存
1)別名で保存する
2)オーディオファイルとして保存する
3)MIDIファイルとして保存する
4)画像ファイルとして保存する
■お助けQ&A25
Q1|同じフレーズを繰り返しコピーしたい
Q2|レイヤー2の音符だけ消したい
Q3|入力するレイヤーを間違えた
Q4|4分音符+8分音符の3連符を入力したい
Q5|移調したい
Q6|調号を入力し忘れた
Q7|D.S.やセーニョ記号を入力したい
Q8|コーダの前で五線を分断したい
Q9|繰り返し記号を入力したい
Q10|1、2番括弧の表示パートを変更したい
Q11|破線付きのrit.を入力したい
Q12|C△を入力したい
Q13|五線を追加したい
Q14|五線を削除したい
Q15|パーカッション用に1本線の楽譜を使いたい
Q16|ドラム譜を入力したい
Q17|すべての小節に小節番号を表示したい
Q18|すべての小節番号を消したい
Q19|1段に4つずつ小節をはめ込みたい
Q20|弱起(アウフタクト)の設定を忘れた!
Q21|パート名を修正したい
Q22|著作権情報で「(C)」を入力したい
Q23|メトロノーム記号を入力したい
Q24|音色を変更したい
Q25|画面の風合いをカスタマイズしたい
前書きなど
手書きの楽譜は味のあるものですが、最近ではすっかり見る機会も減ってきてしまいました。それもそのはず。パソコンで簡単に楽譜を作れるようになったからです。
PrintMusic(プリントミュージック)は、数ある楽譜作成ソフトの中でも人気の高いソフトのひとつです。機能の豊富さももちろんですが、楽譜制作のプロの多くが使っているFinale(フィナーレ)の廉価バージョンで完全な互換性があるという点もポイントでしょう。
PrintMusic(プリントミュージック)の使い方は、楽譜の清書だけではありません。楽譜を読むのが苦手な方なら、楽譜をそのまま入力することで、実際に鳴らして聞くことができます。
簡単に楽譜を作ることができるPrintMusic(プリントミュージック)ですが、はじめて使う人やパソコンに慣れていない人は戸惑うこともあるでしょう。そんなときも、ほんの小さな山を越えるだけで、サクサクと思いどおりの楽譜が作れるようになっていくはずです。そんな「小さな山」の越え方をたくさん集めたのがこの本です。
本書は、PrintMusic(プリントミュージック)をはじめて使うかたや、買ってはみたもののうまく使いこなせていないと感じている方、久しぶりにバージョンアップをしたら新しい機能が増えていてびっくりした方などのために、PrintMusic(プリントミュージック)の基本をメインに解説しています。もちろん、もっともっと使いこなしたい方、バージョンアップしようか迷っている方にも参考にしていたくことができるよう、さらに複雑な楽譜を作るための「上級編」、そして「Q&A」も用意しました。
PrintMusic(プリントミュージック)2010は2010年に発売(日本国内)されたバージョンですが、2010年は有名な作曲家、フレデリック・ショパンの生誕200年という年にあたります。そこで、本書も入力練習の例を、すべてショパンの作品で作ってみました。みなさんも聞き覚えのあるメロディが並んでいるはずです。
ということで、まずはウォーミングアップから。Let's start !
版元から一言
世界中で業界標準として支持されている楽譜作成ソフトウェアの最高峰「Finale」のライトバージョン、PrintMusic2010(プリントミュージック2010)。本書は、このソフトで楽譜を作っていくための基本から応用テクニックまで丁寧に解説しています。2010年はショパン生誕200年のショパン・イヤーであることを記念して、参考譜例はオールショパンで作られています。
関連リンク
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なお、「解説書付き」商品の「解説書」は本書とまったく同一の物となりますのでご注意ください。
上記内容は本書刊行時のものです。