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せたがや 中世拾い歩き
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年6月15日
- 書店発売日
- 2021年6月22日
- 登録日
- 2021年6月22日
- 最終更新日
- 2021年6月22日
紹介
世田谷の地面から「江戸以前」の余薫が零れ出る。
時空と地形にわたる、ひとり街歩きのモデル誕生!
古地図・旧版地形図計32点、写真57点
目次
1 鉤の手と寺院の配置
―世田谷新宿と矢倉沢往還
2 楽市のころ
―続・世田谷新宿と矢倉沢往還
3 用賀口を過ぎて
―三本の矢倉沢往還の盛衰を測る
4 常盤塚を過ぎて
―四本の芝道を考える
5 塚めぐり
―「境界」への小さな旅
6 此岸と彼岸をつなぐ橋
―熊野信仰の空間を行く
7 そして熊野神社は残った
―熊野先達満願寺と檀那吉良氏
8 坂の太子堂
―善光寺聖の足跡を訪ねる
9 武士の城館と道と川 ①
―洪水に流された?木田見館
10 武士の城館と道と川 ②
―地侍大平清九郎の天地
11 生と死をめぐるトライアングル
―北沢川流域の生と信仰
12 続・塚めぐり
―「境界」への小さな旅、再び
付 街道と並木の話
あとがき 参考文献 索 引
版元から一言
之潮発行のPR誌『季刊Collegio』(50号~62号)に連載されたものを土台に書き上げた労作。かの連載において地図はメシのタネではない。探索と創造の羅針盤である、と著者はいう。明治という近代日本の始まりの時期、大日本帝国陸地測量部に属し、列島および大陸の一部の姿形をありのままに写し取ろうとした技術者たちがいた。世田谷区の道路に、彼らの営為の一つとして残された道々を重ねてその後をたどり、それが中世までさかのぼりうるかを考察している。歴史学、考古学、地理学、宗教学、民俗学、そして地域史の研究成果をふんだんに使いながら、楽しめる世田谷歩きに持ち運べる書となっている。写真・地図多数収録。
上記内容は本書刊行時のものです。