版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
職業としてのプロ野球解説者 江本孟紀(著) - サンガ
....
【利用可】

書店員向け情報 HELP

職業としてのプロ野球解説者 (ショクギョウトシテノプロヤキュウカイセツシャ)

スポーツ・健康
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:サンガ
新書判
208ページ
並製
定価 700円+税
ISBN
978-4-901679-46-6   COPY
ISBN 13
9784901679466   COPY
ISBN 10h
4-901679-46-5   COPY
ISBN 10
4901679465   COPY
出版者記号
901679   COPY
Cコード
C0275  
0:一般 2:新書 75:体育・スポーツ
出版社在庫情報
長期品切れ
初版年月日
2007年7月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2014年10月9日
このエントリーをはてなブックマークに追加

目次

序章  「ベンチがアホやから」事件を超えて・・・・・・・・13

関西球界からは完全シャットアウト
ある新聞記者からかかってきた電話
キャッチボールから始まった付き合い
名実況・深澤弘さんとの出逢い
「身の引き際」が脳裏をよぎったあの一球
肉体の衰えが余計なことまで考えさせる

第一章  “エモやん”が見た!プロ野球解説者の実態・・・・・・・・27

「評論家」ブランドの勘違い
全国に140人以上いるプロ野球解説者
解説者であり続けるということ
元野球選手はどうやって解説者になるのか
過去の栄光にしがみついては生きていけない
百戦錬磨のアナウンサーが下すシビアな評価
的確な解説をした「つもり」の元スーパースターたち
解説者に「仕事をさせない」実況アナウンサーたち
タレントのゲスト出演で厳しさを増す生存競争
敏腕アナウンサーあってこその「ダブル解説」
関東と関西で違う解説者を取り巻く空気
「名乗るほどの者ではありません」
球種は数十メートル離れても見分けられる
「ラ・マンチャの男」に啓発されてボイストレーニング通い
捕手出身者・野村監督の解説テクニック
「こじつけのうまい」江川卓
「ウソがウソにならない」長嶋茂雄
よきアドバイザーに恵まれなかった清原和博
解説は聴取者、視聴者に向けられている
「選手に嫌われたくない症候群」の解説者たち
批判しないが野球論理はしっかりしている掛布雅之
「バット」「ヘッド」「トップ」ばかりの技術論
「データバカ」解説者と「私生活バカ」解説者
有名人、功労者を監督に選ぶ日本の球界構造
女子アナ・女性記者に対する甘い顔と冷たい視線
最大公約数的なNHK、野球の「お勉強」をする日テレ
試合がつまらないと音楽を流し始める米国の大リーグ中継
現役生活と解説者生活の給与ギャップ
「地方解説者」と「首都圏解説者」の違い
「職業としての解説者」という意識
スポーツ新聞の連載コラムを味わう方法
テレビとラジオの間にある大きなミゾ
ミキサーは解説者の自己評価基準
解説者の説得力とは

第二章  選手たちが妄信する「大リーグという病」・・・・・・・・103

ウェイトトレーニングは選手寿命を長くできるか?
筋トレマニア中心の2003年巨人で故障者続出
「調整」で休めば体力はさらに消耗する
減った蓄えはその都度補充しなけらばならない
基礎体力の前段階の体力を養え
間違いを指摘するのも解説者の仕事のうち
十億円プレーヤーの「はかなすぎる」体力
「体力は消耗品」だからこそ基礎体力が重要だ
日本球界に大打撃を与えた松井の大リーグ行き
「夢」の行き着く先に見える球界の空洞化
落ちぶれ日本人選手が活躍する大リーグのレベル
米国のスーパースターになったイチローの将来

第三章  職業解説者から見た球団、球界の二重構造・・・・・・・・125

スカウトはどのようにして有望な新人をさがしてくるのか
ドラフト制度導入後、スカウトの裁量権は縮小
スカウトの目が大きな役割を果たすとき
入団一年後まで選手の面倒をみる米大リーグのスカウト
名物スカウトたちが活躍した時代
日米でこんなに違う選手獲得に関するシステム
ビジョンのある球団と行き当たりばったりの球団
球団の方針が明確であればいい仕事ができる
なにもかもが曖昧な「二軍」の存在意義
いったい何人が一軍に昇格し、活躍したのか
コーチ会議で決まる昇格と降格
二軍を育成の場から遠ざけるコーチどうしの嫉妬
他球団が育てた選手を獲得してばかりの「育成のプロ」
「球団への再就職」が職業を薄くする
若手野球選手にも「第二の人生は警察官」の道を
育成システムと競争がない日本の審判

第四章  [特別対談]プロ野球を十倍楽しくする中継●深澤弘×江本孟紀・・・・・・・・153

どうしたら解説者になれるのか
「ベンチがアホに見える選手はただもんじゃない」
月給二十万円からの再スタート
「無職、江本孟紀」解説者就任の波紋
マンネリ解説に対する恐怖
野球を知らないアナウンサーとの仕事
名実況を生んだグランウンド通いの日々
「解説のようなもの」と「職業としての解説」
ピント外れの解説に対する白い目
野球を楽しめない「司会者」たち
先の展開と心理状況を読む「解説力」
中継放送における音の重要性
練習時の好調さをリポートしても意味がない
「有能な選手=名監督」にならない理由
実況アナウンサーはトイレに行けない
解説の醍醐味は「1対0の投手戦」にあり
全ネット局の試合開始時間に合わせて進行
展開予測をめぐる解説者とアナウンサーの掛け合い
「単なる資料」としての解説者
解説者の「読み」が外れたとき
名コンビが生まれない要因
アナウンサーの質をさらすヒーローインタビュー

著者プロフィール

江本孟紀  (エモト タケノリ)  (

プロ野球解説者。1947年7月、高知見生まれ。高知商業高等学校、法政大学、熊谷組を経て、1971年、東映フライヤーズ(現・福岡ソフトバンクホークス)、阪神タイガースで活躍し、1981年、現役を引退。1992年、参議院議員に当選し、2001年には参議院初代内閣委員長に就任。現在はサンケイスポーツ、フジテレビ、ニッポン放送などでプロ野球解説者として活動する傍ら、タイ王国ナショナルベースボールチーム総監督に就任。野球界の発展に努める。著者に「プロ野球を10倍楽しく見る方法」(ベストセラーズ)、『逆プライド』(ダイヤモンド社)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。